鈑金工場の集客は目的を絞ることが大事

鈑金集客

ホームページのターゲットを絞らないと、
鈑金集客は難しい

 

僕は、年に数回ほど、メールマガジンの読者に向けて勉強会のお誘いをしています。勉強会をメルマガで募集をすると、毎回全国から相談者がお見えになります。といっても、何十人もお見えになるわけではなく、1人や数人のグループで行うのですが、2月に開催した無料勉強会に参加されたグループの1人の方がこんな悩みを持っていました。

「お金をかけてホームページを作り、ページ更新もして何百ページにもなったのだが、なかなか思うように集客できない」

と言うことでした。そこで、みんなでその方のホームページを見ることにしたのですが、僕はそのホームページを見て、一目で何が悪いか分かりました。しかし他の参加者の方は理解できなかったようです。

 

ではなぜ、僕はすぐに問題点がわかり、他の自動車販売店の経営者の人たちはわからなかったのでしょうか。それは、ホームページをチェックするときの視点にあります。あなたも今後、同業他社の鈑金工場のホームページをチェックする際、これから言うことができているか?ということを見るようにしてください。

 

 

ホームページの目的が何かを考える

一般的に、ホームページの主な役割と目的は3つに分けられます。

3つの役割と目的とは、

「販売」
「認知ブランディング」
「信頼関係の構築」

です。

 

 

鈑金集客するためのホームページで重要なこと

「販売が目的のホームページ」とは、そのものズバリですが、物販のホームページや、問い合わせをもらったり、来店を促すような、売り上げ増につながるホームページのことを指します。鈑金修理工場はもとより、自動車販売店や整備工場経営者が求めるホームページは、ほぼこの「販売」ホームページになります。この物販やサービス利用が目的のホームページは「目的をはっきりさせること」が大切です。「ホームページで売る商品は1つに絞る」ことです。

今回ご相談にお見えになられた方のホームページを見ると、自動車に関する総合サービスが提供できる会社でした。鈑金修理もやっていますが、ダイハツやスズキの販売権も持っているためそれぞれの新車も売ろうとしていますし、中古車の在庫も何十台があり、中古車も一生懸命売っています。鈑金塗装の部門も人が多く、売上を上げなければなりません。そのため鈑金集客も行ない、鈑金の修理事例のページが量産されています。合わせて鈑金の事業に付随してレッカーサービスをやっているためレッカーのことも書いてあります。さらに、会社の自慢もトップページに書いてあります。「ダイハツ〇〇優秀賞!」とかです。

 

ここまで読んだあなたならもうお分かりだと思いますが、あなたの会社が自動車に関する全てのサービスを行っていたとしても、それらのサービスを1つのホームページで全て並べていたら、ホームページに来たお客様は迷ってしまうのです。

 

このタイプのホームページには、トップページに多くのバナーやリンク先があり、トップページからあちこちへ移動する導線がたくさんあります。「あれもできます。これもできます。自動車に関することなら何でもおまかせ。鈑金やってます。新車売ってます。車検できます。中古車売ってます。レッカーやってます。タイヤ売ってます。バッテリー安いです。」・・と、トップページにこれらも全てを記載して、いろんなものを売りたくなるのは気持ち的にはわかるのですが、それでは残念ながらホームページから問い合わせは入りません。

 

このような「物販」「サービス利用型」のホームページの場合、1つのサービスごとにそれに特化したページ構成やディレクトリ構成にしなければならないのです。その方が、結果的には断然売れるようになるのです。売れる会社のホームページというのは、ホームページの入り口と出口は1つしかありません。鈑金で集客したら鈑金の問い合わせだけをもらうべきです。

今回問い合わせに来た方のホームページはこれができていなかったのです。ホームページを一見すると、色々なことが書いてあって良いホームページだと思ってしまうのですが、顧客目線で考えると違うのです。「1ホームページ1サービス」これを守るようにしてみてください。

 

1ページ1サービス

このルールに基づいてホームページを作り直すと、集客できるように変わります。多くのホームページ制作会社は、あなたの方を向いてホームページの提案を行ないます。なぜだかわかりますよね?当然です。あなたからお金をもらうのですから。あなたが喜ぶホームページを納品します。一方、一部のホームページ制作会社は違います。あなたがトップページにあれを載せたいこれを掲載したいと言っても、全然言うことを聞いてくれません。

 

きっと、あなたはイライラすることでしょう。でも、その方が売れるようになるのです。ウェブの動線設計は、所詮プロには勝てません。そんな、あなたのいうことなんかちっとも聞かないホームページ制作会社を見つけましょう。今回勉強会に参加した会社の経営者さんは、ご自身でホームページを作っている人でした。そのため、あれもこれもとなっていたのですね。これはなかなか自分では解決できません。なんといっても、それが良いと考えてそうしているのですから・・。第三者やプロが指摘してあげないと、わからないものなのです。

 

あなたのホームページ、幕の内弁当みたいになっていませんか?

 

 

長くなったので、売れるホームページの他の2つの目的については、次回にお話ししたいと思います。

 

 

 

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