広告付きレンタカーは三方良し

広告付きレンタカーは三方良し

 

近年、中古車を活用したレンタカーを始める会社は増えていて、安いレンタル価格に魅力を感じるユーザーから指示されるようになってきています。中古レンタカーも市民権を得て来たと言えるでしょう。しかし、いざレンタカーを借りるとなると、費用面が気になる方も少なくないはずです。「レンタル品」って、価格はシビアに見られますからね。そこで今回は、中古レンタカーの利用料金をさらに抑える方法「広告付きレンタカー」について紹介したいと思います。「広告付きレンタカー」は、利用者にもレンタカー会社にも広告主にとってもメリットがある、まさに「三方良し」のビジネスなのです。

 

三方良しの広告付きレンタカーとは?

「広告付きレンタカー」と一言書けば十分伝わるかと思いますが、広告付きレンタカーとは、レンタカーの外装に企業や商品、サービスの広告を表示するレンタカーの事です。それだけ。

広告レンタカーでは、その広告料を収益源としてレンタル料金を低価格に抑えるという仕組みです。一般的なレンタカーでは、利用者が支払う料金が収益のすべてですが、広告付きレンタカーの場合は、広告主からの支払いがあるため、我々は料金を下げても利益を確保することができます。結果、利用者は通常のレンタカーよりもお得に車を借りることが可能となるわけです。まさに三方良し。

 

で、どんな広告を掲載するのか、ということですが、何も苦労して外部の広告主を探してくる必要はありません。自社広告を表示すれば良いのです。

 

自分のレンタカーに自分の広告を載せるだけ

超カンタンな話なのですが、自分のレンタカーに自分の会社の広告を掲載すれば良いのです。レンタカーに自社レンタカーの広告を掲載すればOKです。そうすると、お客さんは、あなたのレンタカー広告を貼り付けたレンタカーで、街中を走ってくれます。

 

ドアやリヤウインドウにデカデカと

「地域密着〇〇レンタカー 1日乗っても3,000円」

「◯◯レンタカーと検索!」

みたいなステッカーでも貼り付けるだけで十分です。

 

そんな自社広告を貼り付けたレンタカーで街中を走り回ってくれれば十分広告効果があります。もし、この広告を誰かに頼んで走らせた場合は、料金がかかるわけで、そう考えると、もしかするとこの「広告レンタカー」はレンタル料金“ゼロ円”で貸し出してもも良いのではないでしょうか。そうでなくても、一日1,000円とか、恐ろしく安い価格でレンタルすることも出来るというわけです。

 

もちろん、広告枠を販売しても構いません。自社の顧客の中から広告出稿主を探して、ドア一枚いくらとか、広告枠を販売してみても良いでしょう。とにかく、自社レンタカーを広告塔として使うことを考えましょう。

 

広告レンタカーのメリットとは?

なにしろ低価格

利用者にとって最大の魅力は、やはり「料金が安い」ことです。通常のレンタカー料金から30~50%程度安くすることでも出来るでしょう。このため、予算が限られている方や、長期レンタルを希望する方にとっては魅力的な選択肢となります。ダサい広告をぶら下げて走る恥ずかしさはあるかもしれませんが、安いという魅力には勝てないでしょう。みんな借りてくれます。

 

収益源の多様化

広告掲載料を新たな収益源として確保できます。これにより、料金競争が激しい中古レンタカー市場の中でも、さらに価格を下げることで優位性も保つことができます。また、広告付きプランが目新しいサービスとして注目されれば、顧客基盤の拡大も期待できます。

 

プロモーションとしては効果的

広告主にとっては、動く広告として多くの人々の目に触れる機会を得られます。特に街中や観光地、渋滞中、駐車場などでは広告の視認性が高まります。さらに、地元密着型のサービスや企業であれば、地域内での認知度向上にもつながります。顧客の会社を広告すれば喜んでもらえるかも。

 

導入の課題はある?

広告付きレンタカーには多くのメリットがありますが、導入にはいくつかの課題もあります。これらを解決することで、より良いサービスを提供できます。

広告のデザインや貼り付けはどうする?

外装に広告を貼るには、デザインや施工が必要です。しかし、車両ラッピング技術が色々あるので、手間と美観を損なわず広告を表示できる方法がたくさんにあります。ラッピングフィルムを使用すれば、広告終了後に簡単に剥がせるため、車両の価値を維持することができます。カッティングシートなどでも良いでしょう。

 

広告内容の管理

レンタカーが不特定多数の利用者に貸し出されることを考えると、広告内容に配慮が必要です。公序良俗に反しない内容や、一般的に受け入れられるデザインを採用することで、トラブルを未然に防げます。あまりド派手な広告は問題になるかもしれません。そこは紙一重です。

 

ターゲット層の特定

広告主にとって効果的な広告となるよう、レンタカーが使用される地域や利用者層は調べる必要があるでしょう。例えば、観光地で多く使用される車には観光関連の広告、都市部で使われる車には地域企業の広告を貼るといった工夫が求められるかも。基本は、地元企業に地元の広告を見せるのが良いですね。

 

 

というわけで、

中古レンタカー市場は今後も成長することになるでしょう。散々お伝えしていますが、中古レンタカーは参入障壁がめちゃ低いです。そんな中でも、広告レンタカーはその中で注目を集めるサービスとなる可能性があります。

 

さらに、デジタル技術を活用した広告展開はまだまだ可能性があります。例えば、車両にデジタルディスプレイを設置し、リアルタイムで広告を切り替えることができれば、さらに多様な広告展開が可能になります。こうなるとレンタカーというよりよくある「広告バス」みたいな感じになってしまいますが、結構有り得る話かもしれません。

 

広告付き中古レンタカーは、利用者にとっては低価格での利用が可能になり、レンタカー会社にとっては収益源の多様化、広告主にとっては効果的なプロモーションという形で、三者にとってのメリットが大きいサービスです。

 

「三方良しの走る広告」ぜひ作ってみてください。

大手レンタカーには絶対に真似できない、めちゃ安いレンタカーが出来上がります。