レンタカービジネスを長く続けるコツってなあに？

 

レンタカービジネスは、レンタカー車両とWEBサイトがあれば誰でもスタートできてしまうため、参入障壁が低い事業です。そのため、地域にライバルがすぐに増えてしまうというデメリットがあります。せっかく始めたレンタカービジネスも、軌道に乗ってきたなと思った頃、同じ地域に大きなレンタカー店がオープンしてライバルが増え、伸び悩んでしまう・・というようなケースです。そのため、はじめた以上は早いところ顧客基盤を作り、長く続けられる体制にすることが大切です。

 

レンタカービジネスに限らず、商品を長く売るためのポイントというのは大きく分けて２つあります。

ポイント１つめ：「広告を複数の媒体で行っている会社は強い」

私の顧客には、もう何年も新規客を集め続け増やしているレンタカー事業者が何社もあります。レンタカーサービスをオープンして地域に浸透していく過程では、まずは新規客を一定程度集める必要があります。ところが、レンタカーには中古車情報誌のような専門の集客媒体が存在しないため、あなたのお店単独で、あなたの力だけで新規客を集め続けるのにハードルがあり、難しいのです。

 

一方、レンタカーの集客が上手くいっているお店は、どのような方法で集客しているのでしょうか？私たちのクライアントが新規集客に成功している理由は、マーケティングを複数媒体で行っているからです。のぼりなどの店舗広告は強化しており、看板を出したり店舗にのぼりをバンバンたてています。他には地域のミニコミ誌に継続的に広告を出し、さらにオープン当初はエリアを決めてポスティングをこれでもかと実施しています。もちろんレンタカー専用のサイト構築を行い、リスティング広告等でインターネット集客も行っています。さらに余裕があるお店はSNS広告にも着手しています。つまり、レンタカーの広告は、地域を限定して順番を考え、複数媒体に横断的に広告を入れているところが継続的な新規集客に成功しているということです。

つまり、レンタカー集客初期は「地域を限定してできうる広告手法を複数実施しろ」ということです。

 

 

ポイント２つめ：「リピート性を高める」

リピート性を高めるということです。もうそれだけです。新規客ばかり追い求めていては、広告費が高止まりして継続的な利益を確保することが難しくなります。レンタカービジネスの良い所は、リピート性がそこそこ高いことです。「うちのレンタカーはあまりリピートがありません」という会社は、何かしらの問題があることがほとんどです。まずはバケツの穴をふさぎましょう。

 

お店によって異なりますが、私の感覚的には１～３割はリピートするはずです。これが２年、３年と続いたら、どうなると思いますか？いずれ車両は増車することになるでしょう。実際我々の顧客も４～５台でスタートしたお店が車両の増車を行い、10台を超えるレンタカーを貸し出しているお店が多くあります。顧客のリピートとは、複利の原理が働き強力なものなのです。

 

もちろん、リピートの仕組みを作るのは簡単なことではなく、初めて貸し出した時から返却時に何を提案するか？どんなサポートを行なうのか？や、アフターフォローを行なうことは必須です。年に数回ＤＭ発送するなど、リピートする仕組みを構築する必要もあります。また、場合によっては電話やメールによる対応が必要になってくる場合もあります。しかしそのぶん、ビジネスの柱となるような、息の長いビジネスが構築できるということですね。

 

 

というわけで、マーケティングをさまざまな角度から行うということと、リピートの仕組みを作ること。この２つを満たしていればレンタカービジネスは長続きするということですね。

レンタカーは、自動車販売店や整備工場にとって、本業を圧迫することなくできる良い事業です。価格破壊を起こすこともできますし、地域の顧客獲得を行なうことができます。方法はたくさんあります。特殊な車の場合はWEBを活用して広範囲から新規客を集めることもできます。

ぜひ、早めにスタートすることをおすすめします。

 

 

 

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