顧客に長期レンタカーを貸し出そう!
目次
レンタカーの長期貸し
最近、レンタカーの長期貸しを望むお客さんが増えてきているように感じています。
レンタカーの長期貸しとは、1日単位や2泊3日でレンタカーを借りるのではなく、1週間とか1ヶ月とか半年とか、長期間レンタカーを借りっぱなしで乗っている人が増えてきているということです。これに合わせて、お店の方もレンタカーの長期貸しを望んでいるお店が増えています。
実は、
以前から長期貸しを希望するお店はありました。
「ちょこちょこ貸すのは面倒くさい」
「どうせ貸すなら長期で貸して儲けたい」
という感じで、以前はお店の都合で長期貸しを指向するお店がほとんどでしたが、最近はお客さんのニーズに合わせて長期貸しのレンタカーを始めたい、という自動車会社が増えています。
ではなぜ、最近は長期貸しを望むお客さんが増えているのでしょうか。
【購買力の低下と地方凋落】
あなたのお店がある地域ではどうかわかりませんが、私がサポートしている顧客のお客のクレジット審査通過率は、ここ10年右肩上がりで上昇しています。
とにかくローンが通らない
これにつきます。
クルマを売ってあげたくてもローンが通らないのです。
「お金の無い層にクルマを売っているからだろ」
と、言われれば確かにそうなのですが、それにしても多くの地域の自動車販売店では、ローンが通らないお客が増えています。あなたのお店ではどうですか?顧客のローンが通らなくて困ったことは、一度や二度では無いはずです。
根深い問題 それが高齢化
携帯電話の支払い延滞からサラ金で借りまくって首が回らない人までローンが通らない理由は様々ですが、私が根深い問題だと思うのが「高齢化」によるものです。会社を退職して年金生活者となってからクルマを買い替えようと思っても、ローンが通らないなどというケースが増えています。こればかりは本人もどうすることもできません。
生活の足で必須のクルマを買おうと思っても、年齢の壁でローンが通りません。かといって貯金をはたいて一括購入するのは家計のB/Sをいびつにしますし、なかなか踏ん切りかつかないでしょう。これから益々高齢比率は増えますし、あなたの顧客も確実に年をとります。どんどんクルマを買うことが大変になってくる人が増えてくるでしょう。
顧客の多くのローンが通らない。
そうなったとき、あなたはどうしますか?
将来的には、そんな人達にもクルマに乗れる新しいサービスや新しいクルマの乗り方も出てくるかもしれません。
しかしその前に、
あなたでも来月からできるのが、
顧客に貸し出す長期レンタカーなのです。
顧客限定の長期レンタカーを今すぐ始めろ
顧客を持っている自動車販売店は潰れない
自動車販売店というものは、意外と潰れないものなのです。あなたの地域にも「なんであの整備工場潰れないんだろう」という会社はたくさんあると思います。
そんな会社にも顧客がいて、その顧客さえ管理できていればなんとかなってしまうものなのです。インターネット広告やセミナーなどに出かけていくと、あなたの業界は10年で半分になるとか、これからの自動車販売店は大変だ、とか、そんな記事を読んだりセミナーを受けて焦っている人もいるかと思いますが、それほど心配は要りません。顧客さえいれば、10年後も、あなたのお店はなんとなくやっていけると思います。
しかし、
顧客の高齢化や購買力の低下により、今後ますます車両販売が厳しくなっていくことは間違いないでしょう。
「顧客がクルマを買えなくなっている。どうすれば良いか?」
私も15年以上前から、自動車販売店経営者からこの手の相談を受けています。
以前は「いや〜それはどうしようもないですね。免許返納させてセニアカーでも売りましょう。」と回答していましたが、いまは違います。
「顧客限定のレンタカーをはじめましょう」
とアドバイスしています。
顧客限定のレンタカーなら安心だよ〜
あなたは、
永くお付き合いしてきた顧客から買い替えの相談があり、その人のローンが通らなかったらどうしますか?
今までなら、不本意な中古車を安く販売してあげたり、たまたま下取りで入ったクルマを提案して安く購入させたりしていたかと思います。
で、結果どうなったか?
その安い中古車を売られたお客は、故障したり、安い中古車が気に入らなくて、あなたのお店に対する忠誠心をなくすのです。
あなたは、そんなときこう思うでしょう。
「あなたがローン通らないんだからしょうがないじゃん」
でも、お客さんは違います。
「◯◯自動車で安い中古車売りつけられた」
こう思うのです。
新車をローンで買えないお客に安い中古車を売ることは、一見すると良いことのように思いますが、実は悪手なのです。
そこでおすすめなのが、顧客に限定したレンタカーなのです。
まあ簡単にいうと、
今まで付き合ってきた顧客なら一定の信用度があるので、クルマの買い替えに不安がある場合は、安いクルマを提案するのではなくレンタカーをマンスリーで貸してあげよう。
という話しです。そしてそのことを顧客に積極的に告知しようということです。
自社ブランドレンタカーを作っておくこと
自社ブランドレンタカーを顧客に浸透させるためには、そのレンタカーサービスをブランド化しておくことが大切です。
ブランド化することで、顧客は気兼ねなく利用することができるようになります。
例えば、あなたの会社が「タイツ自動車」だとしたら、
タイツの顧客だけが使える「タイツレンタカー」
自家用車を保有したままでも使えるし、今のクルマを売却してしまっても大丈夫!クルマの買い替えで困っていた人でも、思い切って売却してクルマが必要な場合はタイツレンタカーを使って下さい。もちろん一日単位の利用から、1ヶ月3ヶ月、1年と、乗りっぱなしのプランもあります。年金暮らしでクルマの買い替えに心配があった人も、審査に不安がある人も、クルマの使用頻度が少なくなっている人も安心!
クルマの利用は審査のいらない「タイツレンタカー」を利用しよう!!
という提案をすることで、顧客の繋ぎ止めが可能となります。
ローンブラックの新規客に長期レンタカーは貸せないけれど、今まであなたの会社を利用してくれた顧客なら安心して貸せませんか?
私の感触では、
小さな整備工場でも10台位は稼働するはずです。
これは、毎月固定で入金される売上です。
あなたの顧客数に合わせてこの貸し出し台数は増えていきます。
毎月50台が長期レンタカーとして稼働したら?
毎月幾ら入ってきますか?
夜も安心して眠れるというものです。
自社レンタカーは立ち上げコストゼロ
自社レンタカーを始めるためには、クルマとのぼり旗とレンタルボードがあればスタートできます。
まずはあなたのオリジナルレンタカーのブランドネームを考えましょう。「タイツレンタカー」と決まったら、そのままイプラさんに相談してください。オリジナルのぼり旗やオリジナルのレンタルボードなどの販促素材を揃えてくれるはずです。(たぶん)
具体的にどうやったら良いかわからない経営者さんは、私に相談して下さい。一緒にあなたのオリジナルレンタカーブランド立ち上げを手伝います。どんなWEBサイトを作れば良いか、実際に顧客向けのレンタカーをスタートしたばかりの事例を紹介します。
クルマの買い替えで困っている潜在顧客は沢山いるはずです。
そんな顧客に、あなたのオリジナルレンタカーを提案しましょう。
地方ほど、田舎ほど、うまくいきます。
お試しあれ。