レンタカーを活用して 売上を上げたい

そのように考える会社さんが多くなってきました。今日は、レンタカービジネスを事業の柱にしたいと考えている人におすすめの集客手法をお話したいと思います。

私は、常々お話している通り、中古車販売店や整備工場が行なうレンタカービジネスは、あくまで本業をサポートする自動車販売や整備ビジネスの「潤滑油」のようなビジネスであるべきだと考えています。一方、中古車販売店や整備工場経営者から伺う相談は、中古車販売の伸び悩みや車検の集客も望めないため、レンタカーでひと山当ててやろうと考える経営者の方も多くいます。というわけで、今日は「レンタカーは潤滑油だなんてぬるい話じゃなくて、レンタカーで一儲けしてやるぜ！」と考えているあなたへ、最短で売り上げが立つレンタカー集客手法を公開します。

 

どんな車をレンタカーにしたらいいですか？

レンタカービジネスの相談を受ける中で良くある質問「どんな車を貸したら良い問題」です。今まではこの問いに関して回答をしていませんでした。それは、どんな車をレンタカーにして貸し出したら良いかは、お店の状況や地域によってまちまちだからです。諸問題で安い軽自動車しか借りられないような地域もあるでしょうし、旅行客が多くミニバンが貸し出される地域、農家が多く軽トラや軽バンがよく使われる地域もあるでしょう。お店周辺に工業地帯が多く商用車レンタカーが上手くいっているお店もあります。これは本当に、地域やお店によってまちまちなので「どんな車を貸したら良いか？」いう答えは、私は持ちあわせていないのです。

・・と今までは言っていましたが、ここ数年多くの中古車販売店や整備工場のレンタカービジネスのサポートをしている中で、ある程度どの地域でも成功する手法が見えてきました。

 

 

レンタカーでひと山当てるためには？

ずばり「ウィークリー・マンスリーレンタカーを用意すること」です。
レンタカービジネスをスタートすると、今までお話してきたとおり、地域の方や顧客が1日単位や1泊2日でレンタカーを借りてくれるようになります。あなたの会社のレンタカービジネスがまともであれば、一定程度のお客さんがリピートしてくれるようになり、何度も利用してくれます。そうなってくると、そのうちレンタカーの購入してくれたり、クルマを買ってくれるようになったりします。家族の車のメンテナンスも依頼されるようになるでしょう。このように、レンタカーをきっかけにして、地域の方とのコミュニケーションを図り、本業の自動車販売や整備工場をご利用いただく。これが、地域レンタカーの正しい活用法です。しかし、やり方によってはレンタカー自体で大きく売り上げを上げることができます。それが「ウィークリー・マンスリーレンタカー」です。

 

減車の営業に行こう

あなたの地域では、どのくらい法人客がいるでしょうか。もしあなたの顧客リストの中に法人客がいたとするならば、車を売りに行くのではなく、減車の提案に行きましょう。地域の法人さんやあなたと取引をしている法人さんは、普段、あなた以外に多くの自動車販売店やディーラーから営業を受けているはずです。訪問セールス以外に、DMが来たり、チラシが入ったりしているはずです。で、その100％が「車を買ってくれ、乗り換えてくれ」という提案のはずです。 しかし、ウィークリーレンタカーやマンスリーレンタカーの貸し出しができるあなたのお店の場合、法人客にコスト削減の提案ができるのです。

 

私は今まで、自動車販売店が法人に営業に行く際、コスト削減の提案できる自動車会社は見たことがありませんでした。しかし、レンタカービジネスをスタートするようになってからは減車の提案ができるということに気づき、クライアントと実践しています。本来、経営者というものは、売上げを上げる提案か、コストを下げる提案が大好きです。一方、コストのかかる車の購入や入れ替えの話は聞きたくないのです。ところが、レンタカービジネスを持つあなたは、顧客や地域の法人客にコスト削減の提案ができるようになるのです。

 

「〇〇様。あなたの会社では車を10台使っていますが、このうち2台を売却して減車しましょう。そして、車が足りなくなったら、我々のウィークリーレンタカーやマンスリーレンタカーを使ってください。そうすることで、このくらいコストが削減できるのです。今どき車を何台も所有するのは無駄です。一部は自社で所有して、繁忙期はレンタカーを使ってコストを削減しましょう！」

 

という提案ができると、多くの経営者は話を聞いてくれるはずです。そんな、あなたの提案を聞いてくれる法人客が10社20社できるだけで、多くのレンタカーが定期稼働し、一定の売り上げが上がります。そしてその法人客の車検を受けたり、入れ替えのお手伝いをしたり、社員の車の購入や車検をリーズナブルに行ったりしてあげるわけです。ウィークリーレンタカーやマンスリーレンタカーをきっかけにレンタカーで売上げを上げつつ、法人の御用聞きを行い本業に繋げましょう。

 

今まで中古車販売店や整備工場では、「車を買ってくれ、入れ替えてくれ、車検をやってくれ」と、コストが掛かるお願いばかりでした。ところが、レンタカーをうまく活用することで。 法人客のコスト削減を実現し、安定的なレンタカーの売り上げが見込めます。

もちろんこれには、法人に対するプレゼンテーションスキルが必要です。もしあなたが、レンタカーでひと山当てたいと思っているのであれば、法人客に対するマンスリー＆ウィークリーレンタカーを考えてみてください。実際、この方法でどこのFCに加盟することもなく、自社集客だけでレンタカー専門店を経営するお店があります。

 

サザエさんは好きですか？

僕はあなたに、

サザエさんにでてくる三河屋のサブちゃんになることをお勧めします。

 

サザエさんに登場する三河屋さんのサブちゃんには、小さなお店が地域密着で生き残るための秘訣が隠されています。

あなたは、サザエさんの三河屋さんのようになって、地域密着で生き残っていくのが良いと思います。

ぜひ、ウィークリー・マンスリーレンタカーを活用して地域でナンバーワンのシェアをとるための販売戦略を考えて欲しいのです。