東京の離島に行こうと思ったら現地の足が無かった話

夏ですね!

 

去年の話で恐縮なのですが・・

夏休みに、息子を連れて東京の「離島」へ遊びに行ってきました。

 

知っていましたか?東京都にも島があるんですよ。東京都で有名な島というと「大島」や「八丈島」などは、みなさんも聞いたことがあると思いますが、他にも小さな島がいくつかあります。昨年は、コロナ過で県をまたいだ移動が憚られる時期でして、それなら「東京都なら県をまたいでいないから良いんじゃないか」と、屁理屈っぽいですが、同じ東京都に属している「神津島」というところに遊びに行ってきました。

今回は、夏休みの時期なので、たまには私の旅行記でもお楽しみいただければと思います。

 

 

さて、そんなわけで、東京本土から「神津島」へ行くためには、飛行機もありますが、通常は船で移動します。大型船の場合は、前日の夜10時位に品川の竹芝桟橋というところから大型船で出発しまして、翌日の午前中に神津島に到着します。東京から12時間近い船旅になるのですが、旅行で船に乗るというのは初めてでして、楽しかったです。

神津島は、透明度が高く、釣りやダイビング、サーフィンなどが楽しめるスポットとして、伊豆諸島の中でも人気の島です。周囲20キロくらいの島で、クルマで30分とかからず一周できてしまうような島なので、島内での移動手段は限られています。旅行者はレンタカーかレンタルバイク、レンタサイクルに限られるのです。

レンタサイクルが理想ですが、島はアップダウンが激しく、おっさんにはきつそうです。レンタルバイクも良いですが、子どもはバイク運転できないので2人乗りのスクーターを借りることになるわけですが、万が一コケたりすると奥さんにめっちゃ怒られるので許可が下りません。となると、必然的にレンタカーを借りておく必要があるわけです。

ところが・・肝心のレンタカーが空いていなのです。神津島までの船のチケットも取れ、宿の予約も済ませ、あとは行くだけという状況の中、島での移動手段が確保できません。小さい島とはいえ、移動手段が無いと、思うように行動できず島での楽しみも半減してしまいます。慌ててレンタルバイクやレンタサイクルも電話してみましたが、すでに予約でいっぱいです。

どこの離島でも同じ状況だと思いますが、レンタル業者はハイシーズンの旅行客に合わせてレンタカーやレンタルバイクを用意しておくわけにもいかず、夏休みの時期などは、レンタカーの方が先に埋まってしまうのです。慣れている人は、船や宿の予約の前にレンタカーやレンタルバイクの空きを確認しなければならないことを知っているそうです。

そんなわけで、船のチケットと宿も予約してしまったので、やむなく足がない状態で旅行に行かなければならないことも覚悟しながら、ダメ元で宿泊先の民宿に相談したところ、なんと、民宿が使っているクルマがあるので、それを貸してくれるというご提案を頂いたのです。

何度もレンタカー会社やバイク屋さんに電話をしてもクルマの確保ができなかったのですが、灯台下暗し、宿泊先のクルマを借りることができたのです。

民宿のご提案のおかげで安心して島に向かうことができましたが、ハイシーズンは旅行者に対してレンタカーやレンタルバイクの数が足りず、溢れた需要を民宿などが吸収しているということでした。

神津島は、金目鯛漁が盛んで、海もきれいです。もしご興味がありましたら、みなさんも東京の伊豆七島に遊びに行ってみてくださいね!

https://kozushima.com/

 

で、

何が言いたいのかというと、旅館や民宿、行楽地、駅やバス停のそばの店舗や事務所など、人が集まる可能性のある場所では、時期やタイミングにより、レンタカーのニーズがあるということなのです。店舗でも旅館でも、不動産屋も八百屋も、喫茶店もレストランも、他業種であっても、レンタカー事業は可能性があるのです。

 

このブログをお読みの経営者さまで、自動車以外の他業種を所有されている方は多くはないかもしれませんが、地域の状況によっては、レンタカービジネスを並業できる可能性があるということです。そうでなくても、あなたのエリアに旅館やホテルがあれば、あなたのレンタカーサービスの取次店になって頂くことも可能なのです。または、そのお店のレンタカーサービスをOEMで提供してあげることだってできるのです。

今は、1店舗で色々なビジネスを同時に行なうことが推奨されている時代です。もちろん、自動車販売や整備が本業のあなたが、レンタカー事業をすすめることが基本ですが、それ以外にも、地域の色々な業種の経営者にレンタカービジネスをあなたが提案するようにして欲しいと思います。

 

東京では「カーシェアリングサービス」という(レンタカーの名前を変えただけのような)サービスが流行っていますが、実際のところは限られた会社しか黒字化できていません。個人間のクルマの貸し借りサービスに至ってはトラブルの温床になり、浸透していないのが現実です。日本ではいわゆるシェアリングサービスのクルマ版はそう簡単に広がりません。

そのようなサービスに加盟してコストをかけなくても、あなたの会社のレンタカーを、常連のお客の自宅に置かせてもらい、のぼりを立てておくだけでも、あなただけのカーシェアリングサービスがスタートできます。まずはそんなところから、クルマの貸し出しサービスを始めて欲しいと思います。

今日は、どこの会社に自分のレンタカーを置いてもらうことができるかを考えながら、お家に帰ってくださいね!

 

では、
良い夏休みをお過ごしくださいませ〜

 

 

 

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