自動車業界はどんな業態が伸びる?

2020年、自動車業界はどんな業態が伸びる?

 

2020年も「っ・・」という間に、2月が終わりますね。

みなさんこんにちは。関谷です。

あと8ヶ月もすると、また年末がやってきて、一つ年を重ねます。1月には気持ちも新たに色々な目標を定めたり、新しいチャレンジに向けて計画を立てたりしていたと思いますが、たぶん全部忘れていることでしょう・・・。そんなわけで、今日はあなたと一緒に、今後の自動車業界について考えてみたいと思います。

 

今後はどんな事業が伸びる?

あなたは、今後自動車業界はどのような業種業態が伸びると思いますか?

例えば、最近は新車リースが流行りですよね?あなたのお店でも、新車リースの取り扱いを始めたり、リースの販売に力を入れているかもしれません。このリース販売については、今後加速するかもしれませんし、何らかの綻びが生じて衰退するかもしれません。

都心ではファンも付いているカーシェアリングや、レンタカーなども将来有望です。「所有からシェアへ」の流れも少なからず減ることは無いでしょう。EV関係も大きくなるかもしれませんし、自動運転に関する市場が大きくなるかもしれません。あなたも、今後10年先にどのような潮流や技術が主流になるか?を日々考えているかと思います。

 

そんな自動車販売店経営者に「今後自動車業界はどうなると思う?」と聞くと、多くの人は少子高齢化による車両販売数の減少や、少子高齢化による整備技術者不足など、自動車業界には逆風が吹くと考えている経営者が多いと思います。そんな中でも、何か良いビジネスは無いか?と新しいチャレンジを行っている会社も多いです。ぜひあなたの会社でも、アイディアを出し、自動車業界を成長させて欲しいと思います。

 

で、
そんなあなたの会社では、今後10年先を見据えて何の事業に力を入れようと考えていますか?多くの経営者が先行きは厳しいと考えている自動車業界ですが、私がこれから伸びると感じている自動車事業の1つに「オイル交換」があります。

 

 

「えっ、今さらオイル交換ですか?」と言う声が聞こえてきそうですね。

オイル交換という事業は、昔からあるビジネスですが、これから運転免許世代もシニアが増えていく中「自宅に来て欲しい」というニーズが高まっています。自動車業界に関わらず、実は今、色々な業界で「家に来て何かをやって欲しい」という要望が増えているのです。

料理教室やパソコン教室、家事代行サービス、家庭教師、ウーバーイーツによる飲食宅配など、「自宅に届ける」「自宅で何かをしてくれる」というサービスが伸びています。ウーバーイーツなどは、最もわかりやすいビジネスモデルです。ウーバーイーツとは、要するに「出前」です。出前が名前を変えて流行っているのです。

私は、2020年のオリンピック以降の日本の時代の流れは「お客さんのところに行く」というビジネスモデルが流行ると考えています。

 

出張サービスこそ中小自動車会社の突破口

お客さんの所に行くというのは、簡単に言えば「出張◯◯」という形です。オイル交換というサービスは、出張で作業することが出来ます。クルマの定期点検も、分解整備は出来ないですが、出張で行なうことができます。もちろん、出張で整備を行なうこともできますし、Ipadやノートパソコンを使って、出張セールスだって可能です。

実際のところ、オイル交換だけをやりたいけれども、それだけでディーラーに行ったり整備工場に行くのは気が引けるし面倒だ、という人はたくさんいます。そんな時、出張で来てくれる人がいたらとても助かるでしょう。自宅でオイル交換や点検整備をしてもらえるのなら、週末を有効に活用できますしね。少子化、現代人の忙しさ、高齢化、色々な要素を考えると、これからは「自らお客さんの所に出向く」というビジネスが伸びると考えられます。

 

ただし、出張サービスには課題もあります。人が必要な労働集約型のビジネスモデルなので、時間がかかり売上も大きくは上がりません。そのため「出張◯◯」の場合は、高付加価値をつけるか、出張サービスをフロントエンドに他の商品を販売しなければなりません。個人的には、高価格な出張サービスを開発するのではなく、格安で出張サービスを行ない、バックエンド商品を販売することをお勧めします。

 

カンの良いあなたなら、もうすでにお分かりかと思いますが、自動車業界における「出張サービス」とは、出張オイル交換や出張点検、出張洗車サービスを行なうことで顧客との接点を増やし、点検や車検の予約を取ったり、車両販売を行なったりするということです。ディーラーや大手自動車販売店が来店型のビジネスをしている今だからこそ、中小事業者であるあなたは出張型のビジネスを考えるべきです。

 

2020年以降の時代の流れは「家に来て欲しい」です。来店型のビジネスが平成の時代なら、令和の時代は出張型です。出張とは、なんだか昭和の時代に戻ったみたいですが、WEBやスマホなどのツールのおかげで、新しい令和の出張サービスが伸びると思います。あなたも、今年のうちに1つで良いので、何か出張サービスを考えてみてください。今日考えたその出張サービスが、今後10年あなたの会社を救うかもしれません。

 

では!

 

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