レンタカーは売れる

レンタカーは売れる

 

今日は、非常に単純なレンタカーの販促話をしたいと思います。

 

 

 

レンタカーは売れる

 

以上。

 

 

知ってました?レンタカーって売れるんです。

レンタカーが売れるといっても、リースアップでレンタカーが売れるとかそういう話ではありません。レンタカーを貸している人が「この車売ってください」と言ってくる、という話です。

 

300分の3

つい先日、とある自動車整備工場に訪問したのですが、その整備工場では、今までレンタカーを約300回程度貸し出した結果、その間に「3台のレンタカーが売れた」と言う話がありました。300分の3台です。100回レンタカーを貸すと、1台レンタカーが売れる計算です。

「3百分の3」この数字を聞いて、あなたはどう思いましたか?そんなもんかと思いましたか?それとも、レンタカーを100回貸し出して1台売れるのなら、工夫をすればもっと増えるのではないだろうかと考えましたか?

実はこの店、今まで「レンタカーを売る」と言う発想は無く、言葉は悪いですが、毎回ただ「クルマを貸し出しているだけ」の状態でした。そんなお店でさえも、レンタカーの貸し出し回数を重ねていくと、何人かが「この車幾ら?」と言ってくれるのです。そして、貸し出しているレンタカーが売れてしまうのです。

 

もしこのお店が、積極的にレンタカーを販売する販促活動を行っていたら…販売台数は何倍にも増加したはずです。もしあなたの店でレンタカーを貸し出しているだけ、、なのであれば、ぜひその貸し出しているレンタカーを販売してみる、ということを考えてみてください。

 

ではどうやって車を借りに来ただけの人に車を売るのでしょうか?やる事は非常に簡単です。超簡単。レンタカーの助手席に、そのレンタカーの見積書を置いておくだけ。やる事はたったそれだけです。助手席にクリアファイルを置き、その車を買った場合の見積書を置いておくだけなのです。

 

レンタカーの車内は最高の販促空間

レンタカーを借りている間、少なくとも運転手はずっと運転席に座っています。やることといえば、運転をするかナビを見るか、信号待ちにスマホをいじくる位のものでしょう。他にやることがありません。そんな時に、助手席にクリアファイルが置いてあったら?運転手は、必ず、100%、絶対に、そのファイルを見てくれます。開封率100%間違いなし。世界最高の成果を誇るDMになるでしょう。

 

そこに何を書けば良いかはもうお分かりですね?

そのレンタカーを販売した場合の見積書を置いておき、今この車を買ったらいくらになるか?見せることです。その他にも、自社の紹介や、車検点検の案内、自家用車のオイル交換の案内など、自社でやっている色々なサービスの紹介チラシを作って置いておきましょう。たったこれだけで、レンタカーを返却する際に、車検の相談があったり、オイル交換の相談があったり、家族の車の整備の修理相談があるかもしれません。もちろんその中に車両販売も含まれるというわけです。

このように、レンタカーの車内と言うのは非常にセールスに向いている空間なのです。ただ車を貸しているだけではもったいなさすぎます。レンタカー満タン返しや禁煙のステッカーを貼るだけではなく、ぜひレンタカーの車内で自社の販促を行ってみてください。先ほど300分の3の確率で車が売れたと言いましたが、作り込まれたクリアファイルを置くだけで、おそらく3~5倍程度に膨らみます。300分の9~15台、2、30回の貸し出しでクルマが1台売れる計算です。どうですか?いいでしょう?

 

300分の9~15台でクルマが売れるとするならば、レンタカー事業というものは、クルマを売るための費用対効果の高い販促事業であると言えるわけです。もちろん、レンタカーを貸すことで売り上げを上げようと考える事は良いことです。しかしそれでは他社と消耗戦になるだけです。そうでは無く、レンタカーを自社のフロントエンドサービスと位置づけることができれば、他社に真似のできないリーズナブルな価格でクルマを貸し出し、車両販売を行ったり、車検点検の入庫促進するなど、様々なことができるようになります。もしかしたら中古車情報サイトに広告を打つよりいいかもしれません。

 

自動車業界と言うのは、見込み客を来店させることがとても大変なビジネスです。その点レンタカーは車を持ってる人でも気軽に借りてくれます。(正しくエリアに販促ができれば、)レンタカーの車内で適切なマーケティング活動を行うだけで、車両販売を筆頭に様々なサービス利用のきっかけを作ることができるようになります。ぜひあなたもレンタカーの車内にそのクルマの見積書を置くところから始めてみてください。レンタカー返却の際にお客さんからいろいろな相談を受けるようになることでしょう。

 

実際に、多くのレンタカービジネスをサポートしている私が実際に体験している話なので間違いありません。レンタカーを貸して儲けるだけではなく本業との相乗作用を考えてみてください。レンタカーが売れるようになったら、僕のところに連絡してくださいね。あなたからの実践報告を楽しみにしています。