中古車店が行うべきブランド化とは

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ブランド力アップについて。

あなたのお店は『ブランド力』ありますか?ブランド力といいますとシャネルやエルメスが有名ですね。小さなプラチナ製のブランドロゴの入った指輪が20万円くらいします。つい先日、某超一流ブランドの指輪を作っているという会社の人と名刺交換しました。そこでの話しなのですが、先ほどの某高級ブランドロゴの入った指輪をブランドロゴなしでも別商品として売っているそうです。その指輪の価格は5万円もしないらしいですね。ロゴの刻印があるだけで4倍以上です。これがブランドのパワーです。もちろん値引きはありません。あなたのお店にもこのようなブランド力が欲しいですよね。

では、我々はどのようにブランド力をつけたら良いでしょうか?アパレル業界を参考にして考えて見ましょう。アパレル業界で最近流行の「セレクトショップ」ってご存知ですか?普通の洋服屋さんはジーパンならジーパンだけを売っています。靴は靴屋さん。ネクタイやYシャツは紳士服屋さんが取り扱っています。どのお店も、自分のカテゴリーに関わる商品だけを扱っているわけです。ところがこの「セレクトショップ」というのは、あるテーマに沿った商品を展示して販売しています。

例えば、あるセレクトショップのテーマが「アジア」だったとしましょう。このお店ではアジアに関するアイテム全てが売っています。アジアチックな洋服も売っていますし、家具も売っています。アジア産の食材も同じフロアーに売っていますし、アジア行きのパッケージツアーも取り扱っています。洋服や食品という、「品物」のカテゴリではなくて、「アジアンチックな生活」という「ライフスタイル」をカテゴリー分けして商品を展示して売っているというわけです。普通洋服屋さんに食品は置いていませんよね。ところが、お店を「アジア」というカテゴリでひとくくりにすると、アジアに関する全ての商品を並べることができます。アジアな洋服・アジアな家具・アジアな食品・アジア旅行・アジアな映画・アジアな人間アジアに興味がある人にとってはそのお店に行けばアジアに関して全ての商品が手に入ります。これって便利ですよね。その店に行けばアジアについて全てが手に入るわけですからね。

 

今は色々なカテゴリーのセレクトショップがあります。共通しているのは「お客のライフスタイルを提案していることです」例えば「ダイエット」というセレクトショップがあったとしましょう。ダイエットというキーワードで全てが揃います。ダンベル・食品・便秘薬・ジムの入会券・縄跳び…..etc。普通このような商品が同じフロアーに並ぶことってありませんよね。ところが「ダイエットしたい人の為のお店」となると、これらの商品が並んでいるとお客には喜ばれるわけです。「ここに来れば全部揃う」と。そしてこのお店には専門のダイエットアドバイザーがいます。その人に「あなたはこれとこれとこれを買って、3ヶ月このように続けてみてください。そうすれば5kgきっと痩せますよ!」と言われたら・・。
買いますよね!定価で何個でも。

これがセレクトショップとしての差別化でありブランド力です。「こんな生活スタイルがあるんですよ。これだけ揃えると結構格好良いでしょ?その為にはこんな商品が必要ですよ!全部揃えちゃいませんか~!!」と、お客にあるテーマに沿った商品を提案しているわけです。しかもプロのアドバイス付きで。こんな事があなたのお店でも出来るのです。

 

あるクルマ屋さんのお店の例を紹介します。東京にあるクルマ屋さんでまさにセレクトショップを10年前からやっているお店があります。お店のオーナーは元輸入車メーカーの営業マンだったのですが、退職してクルマ屋さんを始めました。彼の趣味はサーフィンとスノーボードです。腕前はプロ並みで、色々な大会に出場していたようで地元の仲間内では結構リーダー的だったようです。そんな彼が始めたお店は「サーフ&スノーボード&カーショップ」ログハウス調のお店には、厳選して仕入れたサーフ商品や、スノーボード商品が販売されていて、その店舗の駐車場には5~6台の中古車を並べていました。もちろん並んでいるクルマは、サーフィンやスノーボードをしている連中が好みそうなクルマばかりです。旧型の1boxやアメ車やその系のクルマばかりです。どれも結構ガタガタですし値段もそこそこなのですが、そのお店に出入りしているお客に売れていました。

もちろんカーセンサーで競合することなどありえません。口コミで広がり、サーフィングッズというフロント商品で顧客化して、ファンになった所で本業のクルマの販売をしていくという、マーケティング的にも大変優れた売り方です。クルマだって決して優れているわけではありません。業販でサーファーが好みそうなクルマを仕入れて、板金屋に水色とか薄いピンクとか外装だけオールペンに出してしまいます。そんなクルマをお店に並べておくと、お店のお客さんが「これカッコいいですね~いくらですか?」などといって買ってしまうのです。これと同じクルマをあなたのお店に展示しても120%売れません。断言できます。しかしこのお店では、スノーボードと一緒にクルマが売れてしまうのです。値引きもありません。

 

結構ボロいのでよく壊れるんですね。お客さんが「壊れたんですけど・・」とお店に持ち込むのですが、その店長も「まぁ、そんなもんだから!ごめんね!」で終わりです。
もしあなたのお店でこんな事をお客に言ったら大変なことになりません?(笑)でも、このお店ではそのような事態にはならないのです。逆に修理が終わると、お客さんが「ありがとうございました~!」と言って感謝してくれるわけです。ブランド化ですね。

中小の中古車販売店でも、お店をブランド化することは可能なのです。

 

   

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