中古車販売店の写真活用方法3

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前回は写真とコメントとを連動して効果的に使いましょう。というお話でした。
インターネット上にあるクルマ屋さんのHPは、どこのお店もたいていそうなのですが、販売したい写真と車両データ・コメントを別々に掲載しています。非常にもったいないページ構成になっています。同じ写真を複数枚掲載するのでも、写真とテキストを別々に掲載するのと一緒に掲載するのでは、WEBページを見ているユーザーの受けるイメージがまるで違うわけです。

 

中古車

前オーナーは女性!走行距離も少なくとっても丁寧に乗られた極上の一台です!通勤や仕事などで酷使された感じもなく、主に週末のお買い物で使用した位でしょうか、少ない走行距離なのが頷けます。 ぜひ見に来てください!

 

中古車新車時から純正バイザーとスノーボードキャリアがが装着されています。冬にはスキー場にも行ったのでしょうが、その割には外装には大きな傷も汚れもありません。きっと運転の上手いオーナーさんだったのでしょうかね!下回りも覗いてみましたが、スリキズなども見当たりませんでした。

 

中古車

デミオはリヤのハッチバックを開けると大きなラゲッジスペースが生まれます。コンパクトなクルマですがその割りに大きな荷物も詰めるんです!友達4人で泊まりのスノーボードも悠々いけますね。あなたも今年の冬はこのデミオでぜひどこかへお出かけしませんか?もちろん写真のスノーボードキャリアも付属します。とっても運転しやすいデミオですから平日の買い物から週末の旅行まであなたの手となり足となり活躍してくれるはず!

 

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右側の外装もとっても綺麗!修理の形跡ももちろんありません。リヤのスモークウインドウは標準装備のガラスのようです。リヤウインドウに、マツダ純正のボディコーティング終了ステッカーが貼ってあります。新車時にボディコーティングが済んでいるようですね!

 

中古車

ボディカラーは一番人気のシルバーです。大きな凹みも見当たらず、きれいですね~!やっぱり女性オーナーだと、手荒に扱っていないのがとっても感じられますよ!ぜひ見に来てください!
きれいです!

 

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残念!ワイパーアームっていうワイパー根元の部分が錆びています~。ただ、これしばらくすると塗装がはがれてきて錆びちゃうんです。ここは部品の交換が数千円で出来るので心配いりません!フロント部の他の機能はきれいですよ☆

 

どう感じましたか?

ただ写真を並べて見せただけの状態とはクルマの「価値」が違う事に気づきましたでしょうか?この例では何の変哲もないデミオですが、車種によってはもっと色々なアピールポイントがあるクルマもあるでしょうから、そのクルマに合わせてわかりやすいアピール文章を考えてあげてください。

特にインターネット上では、多少の風呂敷を広げることも必要です。走行距離や年式など、数値化されているものについては当然ながら無理ですが、例えばかっこよさとか、荷室の大きさとか、塗装の状態とかそういったものは少し大げさな説明文が必要です。よく、自分の思いや考えを活字にする場合、頭で考えていることの10分の1ほどしか伝えられないといいます。
ですから数値以外の感覚的な部分については少し大げさな文章でも良いのではないかと思いますね!例えばトランクの大きさの説明であっても、「このトランクは123リッターものラゲッジスペースが……」などという説明は決してやってはいけません。この場合は、「このトランクにはゴルフバッグ4個がラクラク入ります!」と説明しなければいけませんね!(※これはメーカーでも使われます。ユーザーにわかりやすく説明するために具体的な使用方法の提案をしてあげるわけです)実際のお店でクルマを見る場合は、一通り外装のチェックが終わったら次は内装をチェックするでしょう。ドアを開けて室内のチェックに入るはずです。インターネットでも同じように説明してあげましょう。外装の写真を一通り説明できたら次は車内です。

 

 

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運転席の写真、リヤシートまわり、メーターまわりなどの写真と説明をします。室内から見える部分についての解説を加えると良いでしょう。また、実際に運転している臨場感を演出するのも効果的。

 

 

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男性客など多くは、エンジンルームのチェックもするはずです。我々プロのようには細かいチェックはできませんが、お客も営業マンに見下されないように、一生懸命ボンネットを覗き込んだりするはずです。ですからエンジンルームの写真もあるといいですね!インターネットの画面上なので細かい所まで判別できませんが、綺麗か汚いかくらいの判断はできるようにしてあげると良いですね。もちろんとってもキレイなエンジンルームだった場合、それ自体がアピールするポイントにもなりますね!

 

そして次はその車種ごとのアピールするポイントの説明に入りましょう。そのクルマによって色々でしょうが、アルミホイルだったり、エアロパーツだったり、ボディの輝きだったりシートアレンジだったり、さまざまです。
特徴そのものの説明のほかに、その特徴を利用して何ができるか?をしっかりと説明してあげてくださいね。
ただしここでいくつか気をつけておかないといけない事があります。

お客は、あなたが考えてつけたコメントと写真を何度も読み返して自分が購入して運転している姿を想像しています。そのなかで、車両データを確認したいときがあるのです。走行距離とか、年式とか、車検残とかですね。写真とコメントを見ている最中に、「あれ?そういえばこのクルマって、何年式だっけ?」などとなるわけです。ですから、写真とコメントを呼んでいるお客に対して、車両詳細データがすぐ近くにある方がユーザーはストレスなく読み続ける事ができて、よりスムースに感情移入できるようになります。

 

できればクルマの画像と車両データを同じページで紹介するようなレイアウトにすると良いと思います。そしてもう一点、販売する上でマイナスとなるポイントについても、そのうち幾つかはインターネット上で紹介しておかなければなりません。WEB上でお客が購買意欲が高まり、お店にコンタクトがあったとしましょう。さらに商談レベルが高くなり、いざ来店!という段階で「実はこのクルマにはこんなキズがありまして」などとなってしまうと、お客のイメージはリアルな商談時と比べて格段に悪くなります。商品紹介時における悪い情報の開示についてはお店の経営判断による所もあるのですが、インターネット販売の特性上、素人でもわかる部分(内外装など)については積極的な情報開示が求められます。
ですので、マイナスポイントの開示については、必ず対処法や処置方法などの説明とセットで行うことで写真説明を受けている閲覧者の精神的ダメージを軽減することができます。

 

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リヤバンパーにこのようなスリキズがついています。他がキレイなのに残念!でも、幸いリヤフェンダーにはキズはありませんし、バンパー自体の下部の方なのでそんなに目立つところではありません。

 

 

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ここには多少のキズがあります。しかし、塗膜表面のキズですので、本来の塗装面は傷めていません。軽症の部類に入るでしょう。現車をご覧になって、気になる方は塗装についても格安にてご相談いたします。もちろん事故車扱いにはなりませんのでご安心を!!

 

 

 

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リヤの幌を破かれてしまいました。とても狙われやすいところなのですが、前オーナーはしっかりとメーカーに補修に出したようです。きっちりと修理が終わっていますので、安心してください。そのぶんお値段もサービスいたします!!!

 

などと、最初に外観の写真とコメント。それから内装や機関関連の説明。そしてアピールするポイントとマイナス材料を提示。 写真とコメントをうまく使って自社の車両を最大限アピールして欲しいものです。

今までとは全く違うお客からの反応が得られるはず

 

   

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