ここ数年、整備業界を取り巻く環境は大きく変わってきています。あなたも肌感覚で感じていると思いますが、「コスト上昇」「クルマの乗り方の変化」「ディーラー離れ」という3つの動きが同時進行しています。今号では、まずは整備業界の取り巻く環境の変化から考えてみたいと思います。
昨今、燃料費や部品代・人件費など、あらゆるものが値上がりし、クルマを取り巻くコストは高くなっています。これは整備業界だけの話ではなく、一般家庭の生活でも同様です。結果、ユーザーの間で起きているのが「できるだけ今のクルマを長く使いたい」という意識の変化です。
新車価格は上昇して、中古車相場も高止まりしています。結果、多くのドライバーが「買い替えより維持延命」へシフトしています。バブル崩壊後も同じように自動車の平均買換期間が伸びた時期がありましたが、実は今もコストプッシュインフレにより、自動車の買換年数が伸びているのです。しかしこれは、整備業界的には追い風と言えるでしょう。
買い替えから「維持延命」へ
整備・修理・コーティング・定期メンテナンスといったサービスの必要性が、これまで以上に高まっています。いま、多くのユーザーが安心して任せられる整備工場を探しているのです。追い風ですよね。
以前もお話ししていますが、もうひとつの見逃せない変化がディーラーでの人手不足です。現在、多くのディーラーでは慢性的な人員不足が続いており、自社の既存顧客対応だけで手一杯という状態が珍しくありません。というか、顧客ですら空きがない状況です。「整備予約が全然取れない」「細かい相談をしにくい雰囲気」そんな不満を感じているユーザーが確実に増えています。かくいう私も、ディーラーのオイル交換で2か月先を指定されました・・。しんなに待っていられませんよねオイル交換で。それまでディーラーしか利用しなかった層の一部が、街の整備工場に目を向けています。
そう考えながらスマートフォンで検索するユーザーが確実に増えているというわけです。
少し前まで、整備工場の主な集客手段はチラシ・口コミ・固定客の紹介が中心でした。しかし今、ユーザーは「困ったらまずスマホで検索する」のが当たり前になっています。「車検 ○○市」「修理工場 近く」「整備工場 おすすめ」こうしたキーワードで検索し、Googleマップや検索結果から工場を選ぶユーザーが急増しています。まるで近所の飲食店を探すように、スマホを使って整備工場を探す時代になっているのです。つまり、以前のように「たまたま近くにある工場」というだけで選ばれる時代は終わりつつあります。今は「検索して、比較して、選ぶ」時代なのです。
つまり今は、何もしなくてもお客さんが流れてきてもおかしくない状況です。
なのになぜあなたの整備工場には新規客が集まらないのでしょうか?
ディーラーから流れてきたお客さんに見つけてもらえる工場とそうでない工場。さらに、見つけてもらえたとしても「選ばれる工場」と「比較されて終わる工場」。この差を分けているのがホームページなのです。
今のユーザーは、いきなり電話をすることはほとんどありません。かならず一度、ホームページを見ます。Googleマップの情報を確認します。口コミを読みます。そして、その情報をもとにこう判断しています。
つまりホームページとは、単なる会社案内ではなく「選ばれるかどうかを決める営業ツール」になっているのです。
さらに言えば、ホームページは「どんなお客さんを集めるかをコントロールできるツール」でもあります。あなたがホームページでどんなメッセージを発信するか?誰に向けて語りかけるか?どんな強みを見せるか?これによって、問い合わせてくるお客さんの質も、成約率も大きく変わります。
ホームページは単に集客を目的とするだけでなく「どのようなお客さんに来て欲しいか」を選ぶことができるツールでもあります。あなたが発信する情報やメッセージによって、理想とするターゲット層からの問い合わせを増やすことが可能になるのです。
「ホームページも作ったし、Googleマップも頑張っています」
「実際に問い合わせも増えてきました」
「でも……なぜか入庫にならないのです」
もし、あなたの工場も同じような状況にあるなら、原因はほぼ間違いなく一つ、ホームページの出来不出来です。今の時代は「見つけてもらうこと」がスタートラインです。しかし、見つけてもらえたからといって、それだけで仕事が決まる時代ではありません。むしろ本番はそこからです。問い合わせが来ているのに決まらない工場に共通する問題と、そこから抜け出すための具体的な考え方について考えてみましょう。
前提として、今のユーザーがどう行動しているかを知っておくことが重要です。例えば「車検 ○○市」で検索したユーザーは、いくつかの工場を見つけて気になるところに問い合わせます。少なくとも2〜3社に問い合わせる場合もありますし、ホームページの完成度によっては意中に1社を決め打ちして問い合わせをしているかもしれません。いずれにせよあなたの整備工場は、その時点ですでに「比較対象の一つ」として扱われています。まずは比較されるということです。
問い合わせが入らない整備工場のホームページには、驚くほど共通した特徴があります。それは「違いが伝わっていない」ということです。これに尽きます。お客さんに比較されるのに、比較できる情報がホームページに無いのです。
こうしたサイトは、一見それなりに見えても、ユーザーからすると「どこにでもある普通の工場」にしか映りません。そして「普通の工場」がどう扱われるか。答えはシンプルです。一番安いところが選ばれます。
なぜユーザーは複数の工場を比較するのでしょうか?
「安いところを探したい」からだけではありません。本当の理由は「失敗したくないから」です。車の修理や車検は、一般のお客さんにとって中身がよくわからないサービスです。「言われるがまま払うしかない」という不安感を持つ人も少なくありません。だからこそユーザーは「ここなら大丈夫そう」という根拠を探しています。つまり、ユーザーが求めているのは「最安値」ではなく「安心して任せられる根拠」です。この根拠を提示できた工場だけが選ばれます。逆に言えば、「安心の根拠」を示せれば、多少価格が高くても選ばれます。
例えば、家電量販店が「地域最低価格保証」を掲げているケースがありますよね?「もし他店より価格が高ければ後からでも値引き対応します」と明示することで、ユーザーに安心感を与える強力な根拠となっています。この方法は本当に画期的な方法だと思います。だって、その時点では、そのお店で買えば失敗することはないのですから。
もしくは「当店はタイヤ交換については地域1番です。なぜなら・・」と伝えられれば、タイヤで困っている人が安心して問い合わせできます。具体的に何が得意なのかを明確に示すことで、ユーザーは「この工場なら自分の悩みやニーズに合ったサービスを受けられるはず」と考えて、安心して問い合わせしてくれるようになります。ホームページにあなたの工場の専門性や実績を強調することで、他店との差別化や安心感を伝えることができます。
「この工場なら自分の問題を解決してくれるはず」と思ってもらえることが、ホームページの役割なのです。
では、どうすれば選ばれるのか。「この工場に任せる理由」を明確にすることです。
簡単に言うと、
このように「どんなお客さんに、どんな価値を提供できるのか」を明確にすること。さらに重要なのは、それを言葉だけでなく「証拠」で示すことです。
こうした情報を積み重ねることで、ユーザーの中に「ここなら任せても大丈夫」という感情が生まれます。お客の知りたいことがホームページでうまく伝えられれば、価格競争から抜け出すことができて、お客さんに選ばれるようになります。
ここで多くの工場がやってしまうのが、
「車検も修理も板金もコーティングも、全部やってます!」
という表現です。一見すると幅広く対応できる強みに見えますが、ユーザーからすると逆効果です。「何が強いのかわからない」つまり、印象に残らないのです。その結果、また価格で比較されてしまいます。必要なのは、全部を伝えることではなく「これなら誰にも負けない」を一つ決めること
それを軸にしてホームページや発信を設計することで「この工場に頼みたい」という明確な気持ちを生み出すことができます。
あなたの会社に問い合わせが入らない原因は、集客力の問題ではありません。ホームページに問題があります。ユーザーはすでに複数の工場を比較しています。その中で選ばれるためには、次の3つが不可欠です。
ホームページやGoogleマップはあくまで「入り口」です。本当に重要なのは、その先で「選ばれる理由」を作れるかどうかです。もし今、思うように問い合わせが入らないということであれば、やるべきことは一つなのです。ホームページを変えましょう。
正直、ホームページを整えるには手間がかかります。しかし、あなたの工場にしかない強みや想いを言葉にすることが、お客様に選ばれる一番の近道です。しかしここに本気で向き合った工場から、確実に結果が変わっていきます。あなたの考えていることを伝えられるホームページを作ってほしいと思います。
]]>某地方国内ディーラーでの話。
小田さん(仮名)と営業スタッフは、新車購入のときからの付き合いで、点検や車検のたびに顔を合わせ、世間話もする関係です。
そんなある日のこと、小田さんがディーラーの担当営業マンに連絡したのは、軽い自損事故がきっかけでした。駐車場でドアをこすってしまい、へこみと擦り傷ができてしまったのです。ちょうど走行時の異音も気になっていたので「どうせならまとめて見てもらおう」とディーラーへ持ち込みました。サービスフロントで受付を済ませ、しばらくして営業マンが見積もりを持ってきました。
整備費用(Dシャフトブーツの交換費用)の説明が終わり鈑金修理の話になったとき、営業マンは少し声のトーンを落とし、こう言いました。
「……ここだけの話なんですが」
「うちに出していただくと、もちろん責任を持って対応します。ただ、整備費用は定価ですし、現在工場に空きがなく、1ヶ月ほどお待ちいただく必要があります。あと、鈑金は外注になりますし、その分どうしても費用は高くなります。板金修理は2ヶ月待ちです。正直に言うと、街の修理工場さんを探して直接お願いしたほうが、安く早く直る可能性が高いです。」
決して自分のディーラーを否定する言い方ではありませんでした。むしろ、顧客である小田さんの負担を思っての助言です。長い付き合いがあるからこそ言えた一言なのかもしれません。
旧知の中の営業マンから提案を受けた小田さんは、その場では「なるほど、そうなんですね」と頷きました。その日はそのまま帰宅し、夕食を済ませ、ひと息ついたあとで、ふと考えました。
「街の修理工場って、どうやって探せば良いの?」
で、小田さんはどうしたかと言うと、
彼は知り合いに電話をしたわけでも、誰かに相談したわけでも無く、リビングのソファに座ったまま、スマートフォンを手に取り検索しました。
すると、Google検索結果の地図上にいくつもの修理工場が表示されました。星の数、口コミ件数、営業時間、写真など。ある整備工場は星4.5で口コミ68件。「説明が丁寧」「ディーラーより安く済んだ」「仕上がりがきれいだった」といったお客さんの声が並んでいます。
その中で星の評価が高く口コミ数が多い工場のホームページを開いてみると、施工事例が写真付きで紹介されていたり、スタッフの顔も見え、工場の中の様子も分かる。料金の目安も掲載されていました。さらに「親切丁寧」という企業理念と整備方針が明確に書かれています。
「もう、ここでいいか」
翌日、電話をかけ、実際に車を持ち込み、説明を受け、納得して依頼することになったのでした。
さて、、
小田さんはどう思ったのでしょうか?
ディーラーの担当営業マンは親切でした。むしろ誠実だったのかもしれません。無理に自社に囲い込もうとするのではなく、ユーザーの立場で助言してくれました。小田さんはクルマを買ったディーラーと比較検討しましたが、正直なところ、価格面や修理内容でディーラーに勝てる要素はありません。最終的に選ばれたのは「インターネットで見つけた近所の評判の良い修理工場」だったわけです。
この話は、実際に私がサポートしている顧客整備工場から聞いた話ですが、この話の本質は「ディーラーが高いから負けた」という単純な話ではありません。重要なのは、ユーザーが自宅に帰ってから、当たり前のようにインターネットで調べ、近所で評判の良い修理工場を見つけることができたという事実なのです。
既に一般ユーザーは、自分のスマホで「近所で評判の良い整備工場」をかんたんに見つけることができる時代なのです。
ここであなたに質問です。
もしここで、あなたの整備工場を検索してもインターネット上に情報が出てこなかったら、どうなると思いますか?
口コミが一桁しかなかったらどうでしょうか?
ホームページがなかったらどうでしょうか。
あったとしても、必要な情報が記載されていなかったらどうでしょうか。小田さんやっぱり不安になり、結局ディーラーに戻っていたかもしれません。勝敗を分けたのは、価格でも規模でもありません。インターネット上で「近所で評判の良い整備工場」として表示されているかどうかなのです。
ユーザーの行動は、今や極めて自然です。
困る → スマホで検索する → 口コミを見る → ホームページを見る → 電話する。
この問い合わせまでの流れは、いまや当たり前になっています。そしていま、あなたがこのメルマガを読んでいるこの瞬間も、あなたの地域の家庭のリビングで、同じようにスマートフォンを手に取り「近所の評判の良い整備工場」と入力している人がいるのです。そのとき、あなたの整備工場は検索結果に正しく表示されますか?
小田さんは、ディーラーに不満があったわけではありません。営業マンは誠実でしたし対応も丁寧でした。それでも最終的に選ばれたのは、インターネットで見つけた近所の修理工場でした。
ユーザーが本当に探しているものは、安さだけではなくブランド力でもありません。安心して頼める近所の整備工場なのです。
何かあったときにすぐ相談できる距離感。代車のやり取りもスムーズ。仕上がりもしっかりしていて説明も丁寧。そんな整備工場が近くにある安心感は想像以上に大きなアドバンテージを持っています。遠くのディーラーより近くの整備工場。これこそが街工場ならではの強みだと思います。
ディーラーは清潔で安心感はありますが、同時に「少し緊張する場所」でもあります。ショールームの雰囲気、営業トーク、保証の話、次の買い替え提案。ユーザーの中には「ちょっとした修理だけなのになんだか気が引ける」と感じる人も少なくありません。一方、地域の修理工場は「どうも〜」と行ける安心感もあります。入りやすい、話しやすい、融通が利きそう。そうした地域密着の整備工場は、これからの時代逆に価値が上がります。必ずです。
そしてさらに重要なのが「口コミ文化」です。今のユーザーは、必ずと言っていいほどレビューを確認します。星の数、件数、内容。ほぼ間違いなく見られます。
こうした具体的な体験談が、ディーラーのブランド力以上の説得力を持つ時代になっているわけです。融通の効かない正規ディーラーよりも、そのへんの街工場の方が強いのです。
ユーザーの検索キーワードを調査すれば、その本音はよりはっきりします。
これらは実際に検索窓に入力されている言葉です。つまりユーザーは、最初から「ディーラー一択」ではないのです。「比較したい」「他の選択肢を知りたい」と考えている。だから検索するのです。
実際には「検索結果の上位3社の中から選ぶ」という極めてシンプルな選択肢しかありません。地図に表示された3社のうち、口コミが多く、写真が充実し、ホームページが分かりやすいところが選ばれる。規模は関係ありません。表示されている情報の質と量が、そのまま信頼度になるのです。
あなたの整備工場、地域の上位3社に入りますか?
ユーザーは整備技術の違いを判断しているわけではありません。判断できないからです。代わりに何を見ているかというと、「他人の評価」「写真」「作業事例」「人柄が伝わる情報」です。つまり、最終的な判断基準は「なんだか良さそう」なのです。
そして意外と重要なのは、「すぐにやってくれること」つまり即時性です。ユーザーは困っているから検索しているので、今日相談したい。今週中に直したい。電話したらすぐ出てくれるか。営業時間は何時までか。こうした情報が明確であればあるほど、問い合わせ率は上がります。逆に、情報が少なく曖昧だと、次の候補へ行かれるだけです。
ここまで整理すると、あなたがやらなければならないことが見えてくるはずです。
すでに戦いの舞台は、店舗前の道路ではなく、立地でもなく、お店の豪華さやブランドでもなく、インターネットの検索結果なのです。そのインターネット画面の中で「近所で評判の良い整備工場」として存在できているかどうかが、すべてを決めるのです。
ではなぜ、こうした流れが加速しているのでしょうか。なぜ「困ったらディーラー」だった時代から「まずは近所で評判の良い整備工場を探す」時代へと移行しているのでしょうか。
原因の一つは、ディーラーの価格構造の問題です。人件費の上昇、設備投資の負担、効率化を加速させています。その結果、軽微な修理や鈑金であっても「想像より高い」という印象を持たれるケースが増えています。ディーラーは構造上、一定のコストを抱えています。
二つ目は、外注構造の存在です。ディーラーが鈑金修理を自社で行っていない場合、当然ながら中間コストが発生します。ユーザーがその構造を知ったとき、「それなら直接頼んだほうが合理的ではないか」と考えるのは自然な流れです。これはディーラーの問題というより、ビジネスモデルの違いです。今まではあまり表面化していませんでしたが、インターネットで板金工場や整備工場が直接集客を始めている現代、その差は明確に認識されるようになっています。
三つ目は、ユーザーの情報取得能力の向上です。かつては「専門的なことは分からないから任せる」という姿勢が一般的でした。しかし現在は違います。修理内容、相場、工法、部品価格まで、検索すればある程度の情報が手に入ります。YouTubeで作業動画を見ることすら可能です。つまりユーザーは完全に受け身ではなくなっているのです。
私自身、顧客の板金修理工場のホームページを作り、ウェブ集客を請け負っているのでよくわかります。ユーザーが「フォースメント」とか「インナーパネル」とか「クオーターパネル」などの専門用語を使って問い合わせをしてくることにとても違和感があります。
なんで素人が「クオーターパネル」「サイドシル」なんて知っているの?という感じです。
それだけ、勉強してきている、ということなのです。
さらに、
Googleレビュー文化の定着も大きな要因ですよね。飲食店を選ぶときに口コミを見るのが当たり前になったように、修理工場選びも同じ行動パターンになっています。星の数が4.5以上、口コミ件数が50件以上、写真が充実している。それだけで「安心材料」として十分に機能します。ブランドロゴよりも、実際の利用者の声が信頼を生む時代です。
若い世代の価値観の変化もあるでしょう。20代、30代のユーザーにとって、ディーラーは必ずしも絶対的な存在ではありません。むしろ「必要なところに必要なだけ払う」という合理的な判断を重視します。車をステータスではなく移動手段と考える層が増えれば増えるほど、コストパフォーマンスと透明性が重視されます。その受け皿になり得るのが、地域の修理工場なのです。
もちろんディーラーにはディーラーの強みがあります。新車販売、保証対応、リコール処理、大規模設備。しかし、軽修理や鈑金、持ち込み部品対応、細かな相談対応という分野では、街工場のほうが柔軟に動けるケースが多いのも事実です。つまり今起きているのは役割の再分配です。
ユーザーは状況に応じて選択肢を変えます。新車購入はディーラー、でも軽い修理は近所の工場。保証対応はディーラー、でも鈑金は街工場。こうした使い分けが当たり前になりつつあります。そしてその入り口は、必ずと言っていいほどインターネット検索です。
これからは地域密着型ビジネスへの回帰が起こります。大資本のチェーン店や全国展開企業が増えた一方で「顔が見える商売」に安心感を求める傾向も強まっています。地元で長く続いている整備工場や地元出身のスタッフ、地域名を冠したホームページ。こうした要素は、検索結果の中で確かな存在感となるはずです。
考えてみてください。半径5キロ圏内で、口コミ40件、星4.6、作業事例が毎月更新されている整備工場があったとします。そのエリアのディーラーより、修理の問い合わせが増えても不思議ではありません。なぜならユーザーの検索画面には、その工場が「近所で評判の良い存在」として表示されているからです。
勝敗は、規模ではなくインターネットマーケティングで決まるのです。私が思うに、今は、街の修理工場にとって、歴史的な追い風のタイミングなのです。技術力がある。地域に根ざしている。柔軟に対応できる。あとはそれを見つけてもらえる形にするだけです。
看板も、建物も、変える必要はありません。心配しないで下さい。やらなければならないのは、地域で見つけてもらうインターネット検索の仕組みを整えることです。
ちょっと長くなってしまったので、続きはまた次回。
]]>前号(Vol.005)では、あなたの整備工場がこれから仕事を増やしていくため、なぜGoogleビジネスプロフィールが重要なのか、そして「SEOよりも先にやるべき理由」についてお話ししました。一方、こんな悩みをもっている整備工場もたくさん存在します。
「Googleマップで検索しても★1件だけ…」
「ホームページは立派でも、口コミが無く候補にすら挙がらない」
そこで今回は、Googleビジネスプロフィール運用において最優先で取り組むべきテーマ「口コミをどうやって集めるのか」について説明したいと思います。
Googleビジネスプロフィールの構成要素、写真を増やす、投稿を更新する、説明文を整える、営業時間を最適化する、こうした施策はすべて大切なのですが、数多くの整備工場を見てきた立場から言うと、口コミの数が少ない状態でそれらを頑張っても、正直なところ成果は限定的です。なぜなら、ユーザーはそこまで細かく情報を読み込む前に、すでに「候補から外すかどうか」を決めてしまっているからです。
あなたは、★5で口コミ数20件のラーメン屋と、★は3.5だけれども口コミ数が700件あるラーメン屋、どちらのお店にいくことになると思いますか?
あなたが知らない街で「今日はラーメンを食べたい」と思ったとき、多くの人はGoogleマップを開いて「ラーメン おすすめ」「ラーメン 近く」などと検索するはずです。すると、星の数と口コミ件数が並んだ一覧が表示され、その瞬間、あなたは無意識のうちに「どの店を見るか」「どの店を見ないか」を選別しています。その判断基準が、口コミ数だということなのです。口コミ数がたくさんあることは正義なのです。
口コミが多い店は安心できそうと感じ、口コミが極端に少ない、あるいはまったく無い店は「情報が足りない」「よく分からない」と感じて、詳しく見る前にスキップしてしまう。これは性格の問題ではなく、真理なのです。そしてこの行動パターンは、ラーメン屋でも、美容室でも、歯医者でも、あなたの整備工場でもまったく同じなのです。
整備工場ならではの厄介な問題があります。それは、一般ユーザーには整備技術の良し悪しを事前に判断できないという点です。
こうした情報は、業界の人間から見れば価値が分かりますが、一般のお客さんにとっては、「だから何がどう安心なのか」が正直よく分かりません。結局のところ、お客さんが頼れる判断材料は、
といった 体験ベースの情報なのです。だからこそ、口コミが少ない整備工場は、どれだけ腕が良くても「選択肢にすら入らない」状態になりがちで、これは非常にもったいない話ですよね。
では、自然に口コミは増えていくのかというと、残念ながらそうではありません。満足したお客さんの多くは「直ってよかった」「助かった」「思ったより安かった」と思って帰っていきますが、その気持ちをわざわざ文章にして投稿することは、ほとんどありません。なぜなら、口コミを書くのは面倒だからです。身も蓋もない話ですが。
一方で、
「説明が分かりにくかった」
「事前の説明と違い高かった」
「対応が冷たく感じた」
といったマイナス感情は人に伝えたくなりますよね・・。
つまり、何も口コミ対策をしない状態というのは、悪い口コミだけが自然発生しやすい極めて不利な状態だということです。放っておいたら口コミ数は伸びず悪い口コミだけが書かれるよ~ということです。
「ありがとう!」と言われたときに依頼しよう
では、どうすれば口コミを書いてもらえるのか。手っ取り早く口コミを書いてもらうためにはタイミングが命です。
整備工場でお客さんの満足度が最も高い瞬間はいつだと思いますか?
それは、車検や修理、整備が完了して引き渡しを行う瞬間です。
このタイミングで何もせずに見送ってしまうのは、集客チャンスを自分から捨てているのと同じです。このお客さんに「ありがとう!」と言われるタイミングで口コミ記載を依頼しましょう。
口コミをお願いするときに「何かプレゼントを渡してもいいのか?」と不安に思う方もいますが、結論から言うと、問題ありません。本当はダメなんだけど、常識の範囲で考えれば基本問題ありません。
重要なのは、
・評価を指定しない
・高評価を強要しない
という点を守ることです。
「今、口コミを書いていただいた方には、こちらをお渡ししています」
「もしよろしければ、ご協力いただけると助かります」
この程度のスタンスで十分です。人は、理由があれば行動します。逆に言えば、理由がなければ動かないのです。お客さんがあなたに感謝しているタイミングでお願いをしてみましょう。
口頭で「あとで口コミお願いしますね」と言われても、多くの人は帰った瞬間に忘れます。だからこそ、必ず形として残るものを渡してください。これがあるかないかで全く変わります。具体的には、あなたのお店専用の口コミ依頼シートを用意して下さい。
口コミ依頼用紙があるだけで、
・どこに書けばいいのか
・何を書けばいいのか
という面倒が無くなります。
さらに重要なのは、「お店を応援するメッセージを書いてください」と明確にお願いすることです。人は、行動を具体的に指示されないと動くことができません。書き方が分からないと、口コミをすること自体もやめてしまいます。だから、口コミを依頼されたお客さんが書きやすいように「こんな風に書いてくださいね~」という例文を載せるのです。
声かけは、シンプルで構いません。
「もしよろしければ、今お時間あるときに口コミを書いていただけると、とても励みになります」
これだけで十分です。
逆に、「星5でお願いします」「良いことだけ書いてください」といった言い方は、信頼を壊します。口コミはお願いするもの であって、コントロールするものではありません。単純にお願いするだけで十分です。
ある地方の整備工場では、
・納車時に必ずQRコード用紙を渡す
・必ず一言、声をかける
この2つだけを徹底しました。
それまで口コミは7件程度でしたが、半年後には40件を超え、その後「Googleマップを見て電話しました」という新規客が安定して入るようになりました。広告費は一切増やしていません。
口コミは、一度集まれば終わりではありません。
積み重なり、残り続け、あなたの代わりに営業をし続けてくれます。
ライバルより少し多ければいい。
どんぐりの背比べで十分です。
大切なのは、誰よりも早く、当たり前の仕組みにすること。
今日から、
・用紙を作る
・声かけを決める
・運用を習慣にする
これだけで、1年後の景色は確実に変わります。
まずは、今日から納車時に口コミ依頼を行なう活動を行いましょう。
最初に行なう口コミを依頼するための口コミ依頼シートをどう作るか、という話ですが、あると良いと思う項目をまとめてみました。
ここまで読んで、「口コミを増やす重要性は分かったけど、実際にやるとなると面倒そうだな」と感じている方もいるかもしれませんが、実際にやることは驚くほどシンプルです。口コミが増えない理由のほとんどは、「やり方が難しいから」ではなく、流れが整理されていないから」だからです。
最初にやることは、Googleビジネスプロフィールの管理画面にログインし、「口コミを依頼」という項目から、口コミ投稿専用のURLを取得することです。このURLは、「このお店に口コミを書くためだけのページ」に直接つながるリンクなので、ユーザーが迷うことがありません。ここで重要なのは、ホームページのURLでは代用しないという点です。口コミを書こうとしている人にとって「どこから書けばいいのか分からない」という状態が一番のストレスになります。だからこそ、最短距離で口コミ画面にたどり着けるURLを使うことが大切なのです。
口コミ用URLを取得したら、次に行うのはQRコード化です。無料のQRコード生成サイトにURLを貼り付けるだけで、簡単にQRコードを作ることができます。ここでのポイントは、「スマホで読み取ったとき、本当に口コミ投稿画面が開くか」を、必ず自分で確認することです。この一手間を省くと「読み取ったけど違う画面が出た」「よく分からなくてやめた」という機会損失が起きてしまいます。
QRコードができたら、それを紙に印刷し、口コミ依頼用紙を作ります。この用紙には、・QRコード・「応援メッセージをお願いします」という一文・短い例文この3点だけを載せてください。情報を詰め込みすぎると、逆に読まれなくなります。大事なのは、迷わせず、考えさせず、すぐ行動できることです。では実際に、あなたのお店の口コミ依頼シートを作ってみましょう。

必要な構成要素まとめ。口コミ依頼シートには下記の構成要素を必ず入れるようにしましょう。
□ 店舗名・ロゴ
□ 目的・お願いの理由
□ QRコード(口コミURL)
□ 投稿手順(3ステップ)
□ コメントのヒント
□ 注意書き(ポリシー対策)
□ スタッフの一言
□ 心理ハードルを下げる補足
Googleアカウントにログインできる状態で、店舗のGoogleビジネスプロフィールを管理していること※「オーナー」または「管理者」権限が必要です
Googleビジネスプロフィールにアクセス
口コミ投稿用URLを取得
URLをQRコードに変換
QRコード画像を保存・活用

ブラウザで Google にログイン
検索窓に 店舗名 を入力
検索結果に表示される「ビジネス管理画面」を確認
正しくログインできていると、検索結果上に 管理用メニュー が表示されます
管理画面内にある以下の項目を探します。管理画面に表示される「レビューを依頼」をクリックして表示された URLをコピー
無料のQRコード生成サービスがあるので適当なものを活用してQRコードを作成します。
URLを貼り付けてQR生成。PNG / SVG形式でダウンロードします。

推奨保存形式
PNG形式(印刷・Web両対応)
サイズ:500px以上
必ず以下を確認してください。
□ スマホで読み取れる
□ Googleマップの口コミ投稿画面が開く
□ ★評価+コメント入力画面が直接表示される
□ ログイン後すぐ投稿できる
※店舗トップページが開く場合はNG(口コミURLではない可能性あり)
口コミ依頼で一番大切なのは「言い回し」ではありません。口コミをお願いすると聞くと、
と感じて躊躇する方が多いのですが、実は口コミ依頼において一番大切なのは、話し方の上手さでも言葉選びの巧みさでもありません。重要なのは、毎回、同じタイミングで、同じ流れで、淡々とお願いしているかどうかです。
この人ならお願いしてもいいかなといった判断をしていません。全員に、同じように、自然に声をかける。それだけです。
初来店のお客様には、シンプルで構いません。車両納車時や整備の引き渡し時に流れの中で、次の一言を添えてください。
「もしよろしければ、今お時間あるときに、当店の口コミを書いていただけると、とても励みになります。こちらのQRコードからすぐ書けます」
この言い方のポイントは「もしよろしければ」と前置きしていることと、「今お時間あるときに」と“今やる理由”を示していることです。強制感はなく、それでいて行動を促す、ちょうど良い距離感になります。
何度も利用してくれているお客様には、少しだけニュアンスを変えましょう。
「いつもご利用ありがとうございます。実際に使っていただいている方の声が、これから来るお客さんの安心材料になるので、よろしければ口コミをお願いできますか?」
リピーターのお客様は「お店の役に立つなら協力しよう」という気持ちを持っていることが多く、口コミ依頼の成功率が高い層です。大切なのは、評価してほしいではなく、協力してほしいという文脈で伝えることです。
洗車無料や粗品など、何か特典を用意している場合は、次のように伝えます。
ここで絶対にやってはいけないのは、「良い口コミを書いてくれたら」「星の数が多ければ」といった条件を付けることです。あくまで書いてくれたことへのお礼であることを、言葉の端々から伝えてくださいね。
私は自分のクライアントに「プレゼントしてもOK」とアドバイスしていますが、Googleのガイドラインでは 特典・報酬を与えることはNG(レビューの質や評価を条件にしたインセンティブは不可) とされています。特典を渡す場合は、特典は「口コミを書くこと自体へのお礼」であり評価(星の数・良い内容)を条件にしないことを徹底してください。特典や割引で口コミを書いてもらうことが、「良い評価だけを誘導する」「報酬目当ての投稿を生む」ような状況にならないよう、注意が必要です。
口コミ依頼は、最初の数回だけ少し緊張しますが、一度ルーティンになってしまえば、作業でも営業でもなく、納車時の当たり前の一言になります。
・用紙を渡す
・一言添える
これを習慣にした瞬間から、口コミは「頑張って集めるもの」ではなく自然に積み上がるものに変わっていきます。
口コミを増やしたい、という気持ちが強いほど、知らず知らずのうちにやってはいけないお願い方をしてしまうケースがあります。そして厄介なのは、それらが一見すると「効率が良さそう」「すぐ増えそう」に見えてしまうことです。しかし、Googleビジネスプロフィールにおいて、短期的に増えた口コミよりも、長期的な信頼の方がはるかに重要です。
NG例①「星5でお願いします」
これは、最もよくあるNGです。たとえ冗談のつもりでも、「星5でお願いしますね」という一言は、ユーザーにプレッシャーを与えたり不自然な口コミになりやすいのでやめましょう。さらに後から削除・通報されるリスクがあるという、何ひとつメリットのない行為です。「率直なご感想を書いていただけると助かります」これだけです。
NG例②「良いことだけ書いてください」
この言い方も、一見すると無害に見えますが、実は危険です。口コミを見る側は、「良いことしか書いていない店」を、かえって信用しなくなっているからです。多少の指摘や改善点が混ざっている口コミの方が、リアルで、信頼できる評価として受け取られます。口コミは、コントロールするものではなく受け止めて積み上げるものです。
NG例③ 口コミを書かない人への態度が変わる
口コミをお願いして、断られることも当然あります。そのときに、急にそっけなくなったり、空気が重くなり「そうですか…」と不満がにじむなどの反応をしてしまうと、そのお客様は二度と口コミを書かないどころか、お店自体に不信感を持つ可能性があります。口コミは、断られて当たり前、書いてくれたらラッキーくらいの温度感でちょうどいいのです。
NG例④ スタッフごとに言い方がバラバラ
あるスタッフは丁寧にお願いし、別のスタッフは一切触れない。この状態では、口コミは安定して増えません。だからこそ、
これらをお店として統一してください。口コミ対策は、個人プレーではなく仕組みで回すものです。口コミは、数を増やすゲームではありません。一件一件が、「この整備工場は、ちゃんと向き合ってくれそうだ」という印象を、未来のお客様に伝える材料になります。だからこそ、焦らず、誠実に、正しいやり方で積み上げてくださいね。
口コミ依頼シート(A4・A5)を作るのが王道ですが、車検証ケースに同封したり、納車時の書類セットに追加したり、商談テーブルにPOPを作ったりするのが良いと思います。ぜひ素敵な口コミ依頼シートを作ってくださいね!
わかりますその気持ち。毎日忙しいのにチラシなんて作るの大変ですよね。私たちが請け負ってチラシ制作を行っても良いのですが、何か良い方法が無いかとエアプラを調べた所、なんとエアプラにGoogle口コミのチラシを作る機能がありました!みなさん知ってましたか?イプラさんごめんなさい・・。今回初めて知りました申し訳ない。
なんとエアプラには、口コミチラシをかんたんに作る機能が搭載されています。しかもURLを入れるだけでQRコードまで作ってくれるナイスな機能が付いています。知らんかった。。この機能を使えば、誰でもイケてるデザインの口コミ依頼シートがすぐに作成できてしまいます。ぜひエアプラのこんな機能も使って口コミ依頼シートを作り、Google口コミを増やしてくださいね。
では!

前回のメルマガ(Vol.004)では、「整備工場が主役に返り咲く時代が来た」というテーマで、新規集客についての様々な方法を紹介しましたが、今回はそのうちの一つ、一番最初に始めやすい「Googleビジネスプロフィール」について、説明したいと思います。
あなたの整備工場にどれだけ技術力があり、どれだけ誠実な仕事をしていても、今の時代「インターネット上」でその存在が知られなければ新規客から問い合わせが入ることはありません。まずは、地域で知られた存在になる必要があります。
整備工場という業種は、実はインターネット集客、とくに地域集客において非常に恵まれた立場にあります。なぜなら、整備工場を探すお客さんは、全国対応や日本一価格の安い工場を日本中から探しているわけではなく、「今いる場所の近くで」「困ったときにすぐ対応してくれそうで」「変な工場じゃなさそう」という、現実的で切実な基準で工場を探しているからです。
つまり整備工場の集客は、最初から全国勝負でもブランド勝負でもなく、半径数キロの地域内での「信頼の奪い合い」であり、このことを正しく理解しているかどうかで、取るべき集客施策は大きく変わってくるのです。
「どんぐりの背比べ」で、ちょっとだけ勝てば良いのです。
数年前まで、整備工場のウェブ集客といえばいわゆる「SEO対策」が王道でした。「〇〇市 車検」「〇〇区 整備工場」「〇〇町 オイル交換」といった地域名+サービス名のキーワードでホームページを検索上位に表示させ、そこから問い合わせを獲得するという方法は、当時としては非常に理にかなっていました。実際、パソコン検索が中心だった時代は、ユーザーも比較的じっくりとホームページを読み込み、施工事例や料金表、会社概要を確認したうえで問い合わせるケースが多く、SEOに力を入れることで安定的に新規集客ができていた工場も少なくありません。
しかし、近年は検索環境とユーザー行動は大きく変化しました。スマートフォンが主流になり、検索結果の見え方が変わり、さらにGoogleマップが検索画面の中心に表示されるようになったことで、「検索結果=ホームページを見る」という前提そのものが崩れ始めています。SEOが無意味になったわけではありませんが、「まずSEO」という順番が、必ずしも最適解ではなくなっているのが今の状況なのです。
もしあなたが、近所の駅で「ラーメン」を食べたいと思った時、どんな行動を取りますか?
私なら、Googleマップを開き、
「京都駅 ラーメン」と検索して、評価の数が多く、口コミの良いラーメン屋さんを探します。
おそらくあなたも、そんな感じの検索行動を取るのではないでしょうか。

現在、整備工場を探しているお客さんの多くはスマートフォンで検索しており、その検索行動の多くは、あなたがラーメン屋さんを探す検索行動と同じなのです。ラーメン屋さんを探す時と少しだけ違うのは、その後にホームページを検索してGoogleマップの情報や口コミと合わせてホームページの内容や価格をチェックすることです。ラーメンのような判断にそれほど時間がかからないものはGoogleマップのみ、車の購入や家の購入、整備工場を選ぶ場合などは、
Googleマップでお店を見つけ、ホームページで整備工場を確認する
という検索行動になるわけです。つまりホームページを見られる前に、Googleマップの時点で選ばれなければ、その先に進むことすらありません。ここを押さえずに集客を語ることは、今の時代では非常にもったいないと言えます。というか、Googleマップ上の評価が高くなければ、選ばれない時代になっている、ということなのです。
Googleビジネスプロフィール(「GBP」)とは、Google検索やGoogleマップ上に表示される店舗情報を、事業者自身が管理・更新できる無料の公式ツールでGoogleが運営しています。会社名、住所、電話番号、営業時間、写真、クチコミ、投稿内容など、お客さんが工場を探す際に目にするほぼすべての情報が、このGBPに集約されています。しかもGBPなら、広告費はかからず、専門的なプログラミング知識も不要で、日常業務の合間に自分たちで更新できるという点は、整備工場にとって非常に相性の良い仕組みだと言えます。例えて言うなら「ブログ」に近いツールと言えると思います。

GBPを強化する最大のメリットは「工場を探しているお客さん」にあなたの工場を知ってもらうことができます。Googleマップ上で上位に表示され、写真やクチコミが整っている工場は、探されてから比較される存在ではなく、検索結果を見た瞬間に「ここでいいか」と選ばれる存在になります。
特に、緊急性の高いトラブルや車検直前のケースでは、価格や細かい条件よりも「近くて安心できそう」という印象が優先されるため、GBPの出来がそのまま来店率に直結する場合もあります。また、現在のユーザーはホームページ以上に、写真のリアルさやクチコミ内容、そして店舗側がクチコミにきちんと返信しているかどうかを見て「この工場はちゃんとしていそうか」「嫌な対応をされないか」を判断しています。さらに、GBPは広告と違って積み上がる資産型の集客であり、写真やクチコミ、投稿が蓄積されるほど、時間が経つにつれて集客力が安定していくという特徴があります。
つまり「今すぐGBPを強化せよ」と、いうことなのです。

ここからは、専門業者に依頼しなくても、整備工場自身で取り組める具体策を紹介します。まず最優先で取り組むべきなのは、営業時間や定休日、電話番号といった基本情報を正確かつ最新の状態に保つことです。これが間違っているだけで、本来鳴るはずの電話が鳴らないという機会損失が発生したります。各項目すべて、しっかりと登録しましょう。

次に重要なのが写真で、外観、ピット内、作業風景、受付や待合などをスマートフォンで撮影し、「初めて行く人が不安にならない」情報を揃えることがポイントです。プロ品質よりも、リアルさと安心感が重視されます。

クチコミはお客さんにお願いして構いません。良い対応をした直後や「助かりました」と言われたタイミングで一言伝えるだけで、想像以上に協力してくれるお客さんは多く、書いてもらったクチコミには必ず返信することで、第三者からの印象が大きく向上します。
最後に投稿機能ですが、これは月に1回程度で十分で、作業事例や季節点検、工場の日常を写真1枚と短文で発信するだけでも、「動いている工場」という印象を与えることができます。(でも本当は毎日配信したり、少なくても週一で配信することが理想です。)たったこれだけで、あなたの整備工場でも、地域の新しいお客さんから電話が鳴るようになるはずです。
たまに「Googleマップで狙ったキーワードで上位表示したら成果報酬で費用を下さい」などと電話があると思います。実は彼らは、先ほどのことをあなたに代わってやるだけなのです。
例えば、「東京市 車検」というキーワードでGoogleマップ上で上位表示させたい場合、口コミの返信文や基本情報、最新情報などを記載する際に、これらのキーワードを自然な形で挿入するだけ。
例えば口コミの返信に
「ご来店ありがとうございました。◯◯自動車は東京市で車検をするなら一番良いサービスを目指して頑張ります!」
みたいな感じで、狙ったキーワードを書いたります。そんなことを考えずに、普通に返信をするだけでも十分なのですが、あなたのお店に電話がある代行会社の実態とは所詮こんな感じなので、ぜひご自身でGBPを更新して欲しいと思います。
実際に私たちが関わった整備工場の中には、ホームページは古く、SEO対策もほとんど行っていないにもかかわらず、GBPを整え、写真を追加し、クチコミへの返信を徹底しただけで、「最近、Googleマップを見たという電話が明らかに増えた」という変化が起きたケースがいくつもあります。特別な裏技や難しい施策を使ったわけではなく、やるべきことを一つひとつ丁寧に積み上げただけです。逆に言えば、これをやっていない工場は、知らないうちに大きなチャンスを逃している可能性が高いとも言えます。
SEOが不要になったわけではありませんが、今の整備工場集客においては、まずGoogleビジネスプロフィールを整え、次に施工事例やお客様の声で信頼を補強し、そのうえでホームページを強化する、という順番が最も無理がなく現実的です。
特にGBPは、今すぐ、しかも自分たちで始められる施策です。どのように更新すればわからない、という方は本屋さんに向かって関連書籍を1冊買って読んでみても良いと思いますし、「Googleビジネスプロフィール 更新方法」などと検索すれば、更新方法を解説しているサイトがたくさん見つかります。
まずは情報を整え、写真を撮り、クチコミにきちんと向き合うところから着手してみてください。
地域のお客さんに、あなたの整備工場を知ってもらうことが出来るようになります。
]]>自動車の整備を巡る環境が大きく変わろうとしています。コロナ禍以降、ディーラーなどの大手が担ってきた役割が揺らぎ、結果として「街の整備工場」にかつてないほどの追い風が吹き始めています。あなたはどう思いますか?
ユーザーは、いま何に困っているのか。
なぜ街の整備工場に注目が集まるようになったのか。
そして、整備工場が地域で圧倒的に選ばれるための仕組みはどう作ればいいのか。
今後10年、あなたの整備工場が生き残るための指針になるはずです。
かつて、整備の第一選択肢はディーラーでした。私がメカニックとして働いていた時代からつい最近まで、
「ディーラー=品質が高い」
「ディーラー=安心」
という認識が社会全体に浸透していました。しかし、その信頼が揺らぎ始めています。最大の理由は整備料金高騰と気軽さの欠如です。あなたは、ディーラーの正規料金で整備などしたことが無いと思いますし、あまり価格調査などはされないかと思いますが、いま、ディーラーの整備代金は相当な値上げを行っているのが実態です。
もちろん、ディーラーには正規車両を扱うための高度な整備力(・・があると思われている)があり、それに見合ったコスト構造があるのは理解できます。様々な理由で値上げしていかなければなりません。一般庶民の目線で言えば、「この価格じゃとても整備をお願いできない」という状況になっているのが正直な所です。
さらに、ユーザーの価値観の変化も追い打ちをかけています。物価の上昇や所得の伸び悩みから、できるだけ車の維持費を抑えたいという強い意識が生まれています。この「維持費を抑えたい」というニーズと「ディーラーのメンテナンス料金の高騰」は、完全に逆方向に向かっています。
最近のディーラーのメンテンスは、単発整備で利益を出そうとしていません。整備収益の中心は「点検パック」「延長保証」「定額メンテ」などのパッケージ販売です。つまり、単発のオイル交換やブレーキ整備は利益の対象外であり、結果として単価が上がります。
ユーザーからすれば「ちょっと見てもらいたいだけなんだけど…」という軽い気持ちでも、高額なセット商品に誘導されたり、そのそも整備を嫌がられるため、ディーラーのサービスに違和感を覚えるのは当然なのです。
そして、もうひとつの大きな受皿であったカー用品店のメンテナンス工場でも、今や状況が一変しています。理由はディーラーでも同様ですが、人手不足と働き方改革です。
・スタッフ不足で作業が回らない
・予約枠が常に埋まっている
・2ヶ月先まで作業不可
・電話もなかなかつながらない
実際私も、某大手カー用品店にATF交換の相談をしたところ、何と2ヶ月先まで予定が埋まっているとのことでした。これは決して東京だけの話ではなく、あなたの地域でも非常によく見られる光景なのです。
つまり今のユーザーは、
・ディーラーは高すぎるしそもそも嫌そう
・カー用品店は混みすぎていて入れない
・近くに知っている工場がない
という三重苦を抱えています。ユーザーは「安心して頼れる場所」が欲しい。しかしその受け皿がどこにもない。そして、この空白地帯を埋められる唯一の存在こそ街の整備工場なのです。
ではなぜ、今こんなにも街の整備工場が求められているのか。
理由は大きく3つあります。
ユーザーが最も望んでいることは「できれば明日、もしくは週末までに見てもらえるかどうか」それだけです。しかし、ディーラーは事前予約が必要で、しかも車を購入してメンテパックに加入しているお客優先、オートバックスなどのカー用品店のメンテ工場も1ヶ月以上先まで一杯、ガソリンスタンドはオイル交換以外作業不可、という現状では、そのごく当たり前のニーズでさえも満たされません。
そんな中、街の工場が「今週末までには何とか対応できますよ」と言えることの価値は計り知れないのです。ユーザーにとっては、救われたと感じるレベルの安心感が生まれるのです。この「気軽さ」「近さ」「即時対応」は、街工場にしか提供できない価値なのです。
街の工場の多くは【適正】な価格設定をしています。
・過剰整備をしない
・必要な整備だけ提案する
・作業費が適正
こうした適正価格の文化は、ディーラーのような企業体では実現できません。ユーザーの多くは「車が大好きで、丁寧に幾らかけても良いので整備してほしい」のではなく「必要十分な整備を適正な値段でして欲しい」だけなのです。街工場の料金体系は、まさにそのニーズに合致しています。
街の工場は、ユーザーとの距離が近いことも特徴です。
・誰が作業したのか
・どんな整備をしたのか
・今後、何に気をつければいいのか
こうした“コミュニケーションの質は、大手より圧倒的に高いのです。実際、街工場では「〇〇さんのクルマ、ちょっと気になるところがありましたよ」という細かな声がけが自然に生まれます。この人の温度感が信頼を生み、長期的な関係性を築く基盤になっていきます。
整備工場にとって、軽整備は単価が低い仕事です。しかし、マーケティングの視点から見るとまったく逆で、軽整備こそが最高の営業機会なのです。
初めて行く工場に、いきなり車検や修理を出す人は少数です。ほとんどが、まずオイル交換やタイヤ交換で様子を見ます。ここで好印象を与えられるかどうかが、今後の売上を大きく左右するわけです。
・作業が早い
・説明が丁寧
・料金が明朗
・スタッフの印象が良い
・お店は清潔
これらの小さな積み重ねが、また来ようという気持ちにつながります。
軽整備は小さな仕事ですが、来店頻度が多いですよね。
・オイル交換:年1~2回
・タイヤ交換:年3〜4回
・ワイパー交換:年1回
・バッテリー:2〜4年回
つまり、軽整備こそが継続的にユーザーと接触できる機会なのです。
軽整備で来店したお客様は、次の段階で、車検点検や一般修理、タイヤやバッテリー購入、事故修理、中古車購入や乗り換え相談といった高単価の整備やサービスへと進んでいくはずです。(きちっとしたサポート体制ができていれば)実際、私がサポートしている大分県のとある整備工場では、軽整備から車検に移行する割合が平均20%という結果も出ています。軽整備は利益が薄い仕事ではなく、未来の顧客をつかむ最強の入口なのです。
ここからは、今日から実行できる超実践的ノウハウをあなたの工場向けに、12項目に整理して紹介します。あなたの工場でもきっと実現出来るはずです。
ユーザーは「料金と内容を知りたい」ただそれだけです。
料金・作業時間・使用部品・当日対応可否・タイヤ直送の可否、これらをあなたのホームページの必ず掲載してください。
これは最強の武器です。実際にできるかどうかはさておき、まずは当日作業できることをアピールしましょう。
・オイル交換の写真
・タイヤ交換の写真
・作業メニューの投稿
・当日対応報告
これだけで検索数は大きく増えます。(Googleビジネスプロフィールの重要性については、あらためてメルマガにしたいと思います)
・オイル+フィルター+ワイパー・
・タイヤ交換+バランス+バルブ
・パッド+ブレーキフルード
セット化は満足度UPと単価UPを同時に実現します。軽整備のセット料金をたくさん考えてみましょう。
車検整備中の報告や終了案内を口実にして、LINEの登録を促しましょう。とにかく何かの口実をつけて顧客のLINEアカウントを取得するのです。車検時に「車検の仕上がり案内などをLINEでお送りしますので登録をお願いします」といえばOKです。2年かけて顧客全員のLINEアカウントを集めましょう。集めた後に何をするかは推して知るべしです。自動配信などを行えば、今までDMなどで行っていた顧客フォローがLINEでできて、再来店率が劇的に向上します。
清潔なピットは信頼の象徴です。「この工場は稼働している」「繁盛している」という安心感”を与えます。ユーザーにとって、初めての整備工場は入りづらいものなのです。しかし工場の作業の様子をGoogleビジネスプロフィールやSNSなどに週1回投稿しているあなたの整備工場は、ユーザーにこう見えます。「この工場はちゃんと動いている」「お客さんが来ている店なんだ”」これだけで心理的ハードルが大きく下がり、試しに行ってみようにつながります。
ピット写真で最も大切なのは 「清潔感」 です。床が汚れていないか、工具が整理されているか、ピットが明るいか、スタッフが整った服装で作業しているか、こうした印象はユーザーにとって圧倒的な安心材料です。もちろん作業実績としてアピールできます。特に令和のユーザーは、お店に行く前にSNSやGBPで雰囲気を必ず確認します。その確認材料として、整備工場の写真はとても強い武器になります。週1回投稿しているだけで、ユーザーは工場のことをしっかりした会社だと見なします。
10秒でも構いません。SNSでバズる可能性もあります。
「車をリフトアップ→古いオイルを抜く→新しいフィルターを取り付ける→規定量のオイルを注ぐ」という一連の作業をスマホで10〜20秒に編集し、“作業の丁寧さ・清潔なピット・スタッフの雰囲気”が伝わる短い紹介動画として公開することもできます。作業の丁寧さや工場の雰囲気が視覚的に伝わることで、初めての人でも安心して来店しやすくなり、結果としてオイル交換を入口とした新規客の獲得につながります。動画もSNS上では有効ですね。
ユーザーはインターネット上の専門サイトでタイヤを買う時代。取り付けできる工場を探しています。ユーザーがオンラインのタイヤ店などで購入したタイヤを、あなたの工場へ直接配送してもらってOKですと案内することで、持ち込み作業を歓迎する姿勢を明確に示すことができます。このタイヤ交換を行なうことは、新規集客に最も有効です。実際、私が知っているとある整備工場では、毎月何十件の新規集客を行っている会社があります。そのお客さんを顧客に転換することです。
そこまでしてくれるの?という感動が生まれます。「たかがワイパーゴム交換で代車を出すの?」という気持ちもわかりますが、代車が空いているのであれば気持ちよく貸してしまいましょう。あとで返ってくるのですから。
このことは実はとても重要ですが、多くのお店でできていません。代表者がこのことについて問題意識を持っていないことが一番の問題ですが、友人知人などに自社に電話をかけてもらい、スタッフの対応を覆面調査してもらうことなども有効な改善策です。「落第」になることが多いと思います。今すぐ電話応対を改善しましょう。電話対応は顧客化の入口です。
・今日のオイル交換
・今日のタイヤ交換
・今日のブレーキ整備
などのリアルな日常は大きな共感を生みます。日々の整備記録をSNSで配信しましょう。
街工場の料金は、実は強烈な魅力です。様々な理由で価格を表示しない整備工場が多いですが、もったいないです。あなたが時価のお寿司屋さんに入店することができないように、ホームページの整備料金が記載されていない整備工場に、新規客は来店しません。
ディーラーの整備料金が高くなり、カー用品店が予約を受けきれなくなり、ガソリンスタンドが整備から撤退し始め、ユーザーは頼れる場所を失っています。結果、街の整備工場こそが最も重宝される時代がやってきたのです。
・適正価格であること
・当日対応が可能なこと
・顔が見える整備を行なうこと
・説明が丁寧なこと
・地域に密着していること
・気軽に相談できること
これらはすべて、すでに大手には真似できない街の整備工場の魅力なのです。もうできないのです。ディーラーでは。
軽整備を入口にして、ユーザーと信頼関係を築き、車検・点検・修理へとつなげていく。その循環を作れれば、あなたの工場は地域でなくてはならない存在になります。街工場は弱者ではありません。むしろ今、最も強い立場に立っています。この追い風を確実につかみ、地域に愛される整備工場として成長していってください。
]]>自動車業界インターネット活用講座 Vol.003
前回(Vol.002):「ホームページには“選ばれる理由”を伝えることが大切」とお伝えしました。今回はその続きとして「施工事例」や「お客様の声」をどのように掲載すればさらに問い合わせにつながるのかについて解説します。
店主が「うちはとても美味しいラーメン屋です」と言っている店、
お客さんが「あの店はとても美味しいラーメン屋です」と言っている店、
おそらく殆どの人が、お客さんが「あの店はとても美味しいラーメン屋です」と言っているお店のほうを選ぶはずです。実は両方とも、同じことを言っているに過ぎないのですが、自分で言うのか他人に言ってもらうのかによって、天と地ほど差があることがわかると思います。つまり自分のお店の評判は、他人に言ってもらわなければならないのです
これは、ホームページでもまったく同じです。いくら「うちは丁寧です」「価格も良心的です」と書いていても、それだけではお客さんの心に届かない時代になっています。
そこで力を発揮するのが「施工事例」や「お客様の声」なのです。お客の声や施工事例というものは、言い換えれば、お客さんがあなたの店のことを語ってくれる場となるわけなのです。
こうしたリアルな声は、どんなキャッチコピーよりも説得力があります。「施工事例」や「お客様の声」は、単なる実績紹介ではありません。あなたに代わって、信頼を築いてくれる営業マンのような存在なのです。なので、ホームページを作る際には、面倒くさがらずにお客さまの声や施工事例を重要視するようにして欲しいと思います。
では、どうすればその「声」や「事例」を、より伝わる形で見せることができるのか?今回は、その具体的な見せ方の工夫について解説していきたいと思います。
これは、「施工前」「施工後」の写真だけを並べて、補足説明がほとんど無いページを指します。写真が上下に並んでいて「ビフォー」「アフター」とだけ記載されている、修理内容の説明が「リアバンパー交換」など簡潔すぎるなど、なぜその作業になったのか、費用はどれくらいかかったのか、納期はどうだったのかなど、読み手が気になる情報が書かれていないと共感されません。
写真だけ掲載してもユーザーには伝わりません。作業の価値や工夫、難しさは、写真だけでは伝わらないのです。見る人は専門家ではないので、どこがどう変わったのかよく分かりません。このような事例集では「この人に頼めば自分も助けてもらえそう」という信頼感や共感が生まれません。
よくあるありがちなお客さまの声:「丁寧な対応で満足しています。ありがとうございました。」これは一見ポジティブな評価ですが「誰でも言えそうな一般論」であり、そのお店ならではの魅力が何も伝わってきません。お客さんの感情の変化が感じられず、その人がどんな状況で依頼したかが分からず、どのお店でも成立する没個性的な内容では意味がありません
これら2つの失敗の根本には、次のような準備不足があります。
「この事例ページを読んだ人に、何を感じてほしいか?」が決まっていない。たとえば、「価格の安さ」「仕上がりの美しさ」「対応の早さ」など、アピールしたいポイントが曖昧なままとにかく載せてしまうと、結果として伝わらないページになります。
「何を書くべきか」「どういう順番で見せるか」が決まっていない。そのため、写真だけ載せて終わりな、テンプレート的なお客さまの声になってしまい、読み手の印象には残りません。
これらを解決するためには、そのお客さまの声や事例集を見る人に何を伝えたいか?を明確にしてから構成を決めることが重要です。
施工事例 : 「どういう悩みを、どう解決したか」
お客様の声 : 「その人の感情と背景」が伝わるようにする
自分たちの満足ではなく読み手の視点でお客さまの声と事例を設計し直すことが、反響を生むページへの第一歩です。
「写真だけでなく物語性を添える」とは、単にビフォー・アフターの写真を載せるのではなく、その修理や施工の背景にある物語を一緒に伝えるという意味です。「なぜこのお客さんはこの修理をあなたに依頼したのか?」「その際にどんな不安があったか?」「施工後どう感じたか?」など、お客さんの感情の変化を文章で伝えましょう。
写真は視覚的に効果があり「どこが直ったのか」は一目でわかります。しかし「なぜその修理が必要だったのか」「お客様がどんな想いで依頼したのか」という背景がないと、読んだ人の記憶に残りません。物語性があることで、読み手は感情移入できるようになり、「自分にも似たようなことが起きたら、このお店に頼もう」と思えるようになります。
施工事例に添えるべき物語性の要素とは、以下のような流れで文章を組み立てていくのが効果的。
「保育園の送り迎え中、狭い道で壁にバンパーをこすってしまったお客様からご依頼をいただきました。」
「ディーラーでは交換で10万円以上かかると言われたため、なんとか安く修理できないかとご相談をいただきました。正直なところ、10万円の予算を捻出するのは厳しいが、毎日保育園にお迎えに行くのに凹んだバンパーの車で迎えに行くわけにもいかず、とても困っていらっしゃいました。」
「バンパーを交換せずに、部分補修+塗装で対応することをご提案。約3万円で修理可能とご案内しました。」
「仕上がりには非常にご満足いただき、納車時には“まさかここまでキレイに直るとは思ってなかった!ディーラーで10万円と言われていたのにキレイになおって良かった!”毎日恥ずかしい思いをしていたが、明日から堂々とお迎えに行けるのでホッとしています!」とのお声をいただきました。」
このように、お客さんの物語が見えるような構成にすると、ただの事例ページが「共感を生むコンテンツ」になります。
さらに効果を高めるためには、お客さんの
こうした要素を組み合わせて書くだけで、同じビフォーアフター写真でも、反響を生む事例に進化します。
写真+価格+車種名、だけでは作業報告書止まりです。写真+ストーリー+お客様の反応、まで添えると、次のお客さんの背中を押すコンテンツになるのです。施工事例に物語性を持たせることは、単なる情報提供ではなく、信頼をつくる営業ツールへと昇華させる手法なのです。
タイトルも重要ですよね
ホームページ上で、ユーザーが読むか読まないかを判断する最初のポイントがタイトル(見出し)です。たとえ内容が素晴らしくても、タイトルが「ふつう」「地味」「抽象的」だとスルーされてしまいます。逆に、「タイトルが気になる」「自分に関係ありそう」と思ってもらえれば、クリック率や滞在時間が格段に上がり、反響にもつながります。
これは「事実を記録しているだけ」のタイトルで、興味を引く力が弱いです。検索にも引っかかりにくく、心にも残りません。
良いタイトルのコツは3つの要素を意識することです。
「ディーラー見積12万円→3万円で直った修理事例(ヴェルファイア/横浜市)」
「即日対応・2時間で完了!バンパー修理(N-BOX/神戸市)」
例:「高松市/保育園の送迎中にキズつけたフリードの修理」
【Before】:「C-HR リアフェンダー板金修理(東京市)」
【After】:「名古屋市/ディーラーで20万円の見積りが半額以下で解決したC-HRのフェンダー修理事例」
こうすることで、安く済ませたい人やC-HRに乗っている東京市在住の人など、関係がありそうな人の目に留まる確率が飛躍的に上がります。さらに「地域名+車種名+症状(修理内容)」を含めたタイトルは、Google検索でロングテールキーワードにヒットしやすいというメリットもあります。
たとえば「東京市 ヴェルファイア バンパー 修理 安い」で検索するユーザーにピッタリのページになれば、自然検索からの集客も見込めます。
これらを意識するだけで、タイトルは反響を生み出す“キャッチコピー”に変わるのです。
というわけで、ぜひ自社ホームページには、お客さまの事例やお客さまの声をしっかり掲載する設計としていただき、自分たちの言いたいことを書くのではなく、お客さんが知りたい内容を、お客様の声と事例を使って伝えるようにしてみてください。
□ 写真にストーリーが添えられているか
□ お客様の“悩み”と“解決”が明確になっているか
□ 同じような悩みを持つ人に刺さる表現になっているか
□ 事例・声の数に偏りがないか(車種・地域・年代など)
□ 見た目がスマホで見やすく整理されているか
□ タイトルに検索キーワードや共感ワードが含まれているか
□ 写真だけでなく「なぜ」「どうして」「どうなったか」が記載されているか
□ お客様の感情や背景が感じられる表現になっているか
実際の声や実績は、あなたに代わり最大の営業マンになります。まずは、今掲載している施工事例やお客様の声を、“伝わる見せ方”に整えてみてください。
ただ掲載するだけではなく、「伝え方の工夫」で、問い合わせ数は大きく変わります。
]]>自動車業界インターネット活用講座 Vol.002
第一回のメルマガでは、なぜいま整備工場や中古車販売店にホームページが必要なのか、その背景についてお話ししました。
あなたが、初めて来店するお店をあらかじめインターネットで調べてから来店するように、整備工場を探しているお客さんも、自分の地域で整備工場を探す際は、インターネットを検索して探しています。
など、それぞれの希望に近い整備工場をインターネット検索しているわけです。
で、良い整備工場が無いかとインターネットを検索すると、掃いて捨てるほど整備工場が出てくるはずです。その中であなたの整備工場が選ばれるためには、まずはとにかくホームページが大切である、ということなのです。
お客さんは整備工場に行く前に、必ずといって良いほどホームページを見てから判断しています。つまりお店の第一印象というのは、電話対応でもなく接客応対でもなく、工場の設備でもなく「ネット上」で決まるのです。
あなたも飲食店や美容室さんを予約する時を思い出していただければ理解できるはずです。メニューの価格が明確で、写真がきれいなお店、店内の様子やスタッフの雰囲気が伝わるお店、口コミやレビューが載っていて、信頼できそうなお店
こうした情報がそろっているお店には「なんとなく安心できるから行ってみよう」と思うはずです。初めてのお店を選ぶ際は、ネットの印象で来店するかどうかを決めると思います。整備工場もまったく同じです。外観の綺麗さよりも「ホームページの印象」が第一優先である、ということなのです。
もちろん、店舗をきれいに整え看板を新しくしたり、電話応対をしっかりすることは大切です。しかし、見込み客がインターネットを検索する際、店舗の存在を知られなければ意味がないのです。床をピカピカに磨き、テスターを新調し、外看板を新しくしても、ホームページが「情報のないまま放置されている」「スマホで見づらい」「レイアウトが悪く文字ばかりで読みにくい」状態だと、お客さんはこう思ってしまいます。
「あれ?ここ、本当にちゃんとやってるお店かな?」
「ちょっと古そう……他を探してみようかな」
最近では、閲覧の8割以上がスマホからと言われています。スマホで見たときにレイアウトが崩れていたり、ボタンが押しにくかったりするだけで、お客さんは離れてしまう可能性があります。これが非常にもったいないのです。実際は良い整備工場なのに、良いお店に見えていない。これが、今多くの整備工場が抱える「新規客が集まらない理由」のひとつです。
整備工場のホームページは、いわば「営業マン」であり「受付スタッフ」であり、時には「広報担当」でもあります。それも365日24時間黙って働き続けてくれる優秀なスタッフなのです。
たとえ定休日でも、営業時間外でも、
「どんな整備が得意なのか」
「スタッフの対応はどうか」
「お客様からの評判は?」
といった情報を、お客さんにしっかり届けてくれる存在。そんなホームページが整っていれば、自然と「この工場に相談してみよう」と思ってもらえるようになります。
整備工場の新規集客というのは、立派なウェブサイト制作会社に何百万も払って日本一のすごいサイトを作る必要はありません。あなたのクルマで行ける地域の中で、他の整備工場より少しだけ良ければそれで良いのです。それだけで、地域の新規客を総取りできるのです。別に日本一を目指す必要はありません。ライバルよりちょっとだけ良ければ良いのです。まさにどんぐりの背比べなのです。
どうですか?
ホームページをしっかりしようと思いませんか?
それでは、どんな内容をホームページに載せるべきでしょうか。
実は冒頭に答えを書いてしまいました。
北海道から沖縄まで、日本全国どの地域でも、お客さんの整備工場を選ぶ選択基準は上記に集約されます。このようなことをどのようにホームページに伝えるか?だけを考えれば良いのです。
お客さんの視点は、遠方に行くのは面倒。できれば自宅や職場の近くで信頼できる整備工場を見つけたい、というニーズです。近いというのは、それだけで強力な選定理由になります。自社の整備エリアを明確にし、そのエリアの自動車整備なら当社にお任せ!というメッセージをしっかり伝える必要があります。
ホームページで伝えるべきこと
店舗の所在地をGoogleマップを使って明示し、対応エリア(例:「◯◯市全域対応」「△△駅から車で5分」など)みたいなことを明確に記載し、無料引き取り納車エリアなどをしっかり記載することです。地域密着の姿勢(地域名を明記したあいさつ文や実績紹介)を明示しましょう。
「◯◯町・△△エリアで整備工場をお探しなら当店へ。地元の皆さまの“かかりつけ工場”としてご利用いただいています。」
みたいな感じですね。
お客さんの視点は、単に安さだけを求めているわけではなく「納得できる価格かどうか」が重視されています。明朗で、信頼できる価格設定が選ばれる理由になります。
ホームページで伝えるべきこと
工賃やパック料金の目安(※できるだけ明確に)を明示し、「見積無料」「相談無料」などの安心要素もしっかり伝えましょう。中古パーツの活用や、必要な整備だけ提案している旨の整備ポリシーを明確にするのも有効です。「不要な修理は勧めません」など、誠実な姿勢の訴求も大切ですね。
「“ムダな整備はしない”をモットーに、お客様に本当に必要な整備だけを提案しています。」というような整備ポリシーを明確にしましょう。
お客さんの視点は、整備内容や費用がよくわからないからこそ「説明が丁寧」「接客が親切」なお店を選びたいという心理があります。
ホームページで伝えるべきこと
スタッフ紹介(人柄が伝わる写真+コメント)や実際の対応風景(説明中の写真、作業中の動画など)を画像で伝えることです。プロが作るホームページと自分たちでサイトを作る場合の明確な違いがここに現れます。自分たちでホームページを作ると、自分たちの顔を出すことを嫌がり、スタッフの写真が載っていないホームページが出来上がります。そんなホームページで見込み客を集められるわけがありません。親切な整備工場を演出するなら、親切そうに接客している自分たちの画像をたくさん使いましょう。
他には「整備が初めての方へ」「女性のお客様へ」などの特設ページも有効です。Googleクチコミやお客様の声から“対応の丁寧さ”を伝えるように、顔の見えるホームページを目指してください。
お客さんの視点は、クルマは命を乗せるもの。経験の浅いスタッフや設備のない工場では不安。だからこそ、実績・資格・技術があるかが重要です。
ホームページで伝えるべきこと
国家資格整備士の在籍状況やメカニックの経験年数などをしっかり伝えましょう。メーカー認定工場や指定・認証工場であることの明記も大切です。さらに修理事例を使って難易度の高い修理・整備事例の紹介(特に写真つき)や、検査機器・診断機の保有状況(スキャンツール等)などの設備面を記載するのも有効です。
定年間近なおじいさんメカニックも、味方を変えれば「熟練のメカニック」のはずです。
お客さんの視点は、車種や用途によって、専門的な知識や経験を持った工場に任せたいという希望。特に福祉車両・輸入車・旧車などに多いです。
ホームページで伝えるべきこと
「◯◯専門」の打ち出し(例:「ハイエース専門」「輸入車に強い整備工場」など)や、メカニックの経歴と経験も大切です。実績紹介ページなども良いと思います。他社から依頼されたケースの紹介(専門性の裏付け)なども良いですね。
以上のように、5つの選定基準は、それぞれに対応した「伝え方」が存在します。どれも“事実を誠実に伝えること”が重要であり、言葉だけのアピールではなく、「写真・実績・お客様の声」と組み合わせて伝えることで、信頼性が一気に高まります。
さらに以下のポイントを押さえるだけでも、お客様の印象は大きく変わります。
店長・スタッフの顔やコメント、作業の様子などを掲載することで、“見えるお店”になります。
お客様の声や施工実績(ビフォーアフター)、Googleレビューの紹介などが効果的です。
これはウェブ制作会社の仕事ですが、電話番号を目立つ位置にかんたんに問い合わせできる問い合わせフォームを設置しておくのも反響を増やすコツです。
これら情報のあるお店になる第一歩は、伝える内容を整理することからはじめましょう。どんな強みがあるか、どんなお客様に喜ばれているかを言葉にし、形にしていくことで、お店の魅力が自然と伝わるようになります。
次回は、その「実際の施工事例」や「お客様の声」を、どうやって効果的にホームページに反映させていくか?もっと反響を得るための“見せ方の工夫”について詳しくお伝えします。
]]>自動車業界インターネット活用講座 Vol.001
こんにちは。デジタル・コンバージェンスの関谷です。
これまで日本全国の中古車販売店、整備工場、鈑金修理工場の皆さまに向けて、インターネットを活用した集客支援を行ってきました。レンタカーのメールマガジンでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、今回中古車販売店や整備工場・鈑金修理工場のみなさまに向けてメールマガジンを配信することになりました。
このメルマガでは、特にインターネットを活用した、売上アップや問い合わせ増加に結びついたノウハウと成功例を毎月ひとつずつ丁寧に解説していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。第1回となる今号では、中古車販売店・整備工場・鈑金修理工場など、どんなお店にも通じる「ホームページの必要性」について、考えてみたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
最近、こんな相談が増えてきました。
「ここ数年、新規の問い合わせが減っている」
「若いお客さんが来なくなった」
「クチコミでやってきたが、最近はそれだけでは厳しい」
その背景には、明確な“変化”があります。お客さんの行動は、インターネット中心にシフトしています。
「ウチはいま忙しいから」
「いまのホームページで十分だから」
「必要性を感じていないから」
そんな理由で、ホームページを作らなかったり、時代に合ったホームページにしないことが、とてつもない機会損失につながっています。このことは、冷静に考えると理解できるはずです。お客さんの立場で考えてみましょう。
近所で整備をしてもらいたいと考えている人が、どんな行動を取るでしょうか?現代では、あなたの店舗に足を運ぶ人のほぼすべての人が、事前にスマートフォンやパソコンで「検索」してから連絡する時代になっています。
「○○市 車検 安い」
「○○市 鈑金 評判」
「○○市 中古車 修理対応」
「整備工場 オイル交換 ていねい」
ほぼすべてのユーザーが、クルマに関するお困りごとがあると、こんなキーワードで検索する時代です。
その検索結果にあなたのお店の情報が出てこなければ、比較すらされることはありません。どんなにサービスが良くても、良い接客をしていても、「知られていない」=「存在しない」のと同じなのです。
想像してみてください。
ある日突然、歯が痛くなったあなたが、近所の歯医者を探すとします。スマホを開いて「○○市 歯医者 評判」などと検索するはずです。その検索結果には、いくつかの歯医者が表示されます。
その中に「医師の顔が出ている」「治療内容がていねいに説明されている」「料金の目安が書かれている」歯医者さんのホームページがあれば、どう感じるでしょうか?きっと「この歯医者にしようかな」と思うはずです。
逆に、何の情報も出てこない医院があった場合、どれだけ近くても、その歯医者を選びますか?私なら、とてもじゃありませんが、そんな歯医者に行こうとは思いません。これはそのまま整備業界に当てはまります。
お客さんは「ここなら信頼できるかどうか」をネット上の情報で判断しているということです。ホームページは、店舗の看板であり、受付であり、スタッフの第一印象そのものなのです。実店舗の看板や建物、アスファルトにお金をかける前に、ホームページにお金を書けなければならない理由です。
皮肉なことに、誠実に仕事をしている整備工場ほど、宣伝に消極的です。
「来てくれれば分かる」「変にアピールしたくない」という声も多く聞きます。しかしそれでは「来てくれさえすれば・・の、最初の来店が起きない」のです。
「見せない=謙虚」という時代ではありません。「見せない=不親切」という印象すら与えてしまうのです。お客さんは、店舗を訪れる前に「情報がある店=親切でちゃんとしている店」と判断しています。だからこそ、最初の一歩として「情報をきちんと出す」ことが重要なのです。
ここでは、実際に問い合わせ数や成約率が上がった整備工場が「必ずと言っていいほど掲載している情報」を紹介します。
スタッフがホームページ上で顔出しすることが信頼感と安心感の第一歩です。「こんにちは!店長の○○です」といった言葉が添えてあるだけでも雰囲気は大きく変わります。ホームページには全員で顔を出しましょう。恥ずかしい?それならもう商売辞めたほうが良いかもしれません。そのくらい、社長やスタッフがホームページ上で顔を出すことは重要です。
「輸入車の診断機対応可」「保険修理の実績多数」「◯◯専門店」など、できること・得意なことを具体的に書くことです。「なんでも修理できます」「何でも売っています」は、逆に何が得意かわからなくなってしまいます。今の時代、中古車販売店や整備工場も「コンセプト」が必要です。
あなたのお店への来店が初めての人ほど、来店の流れが見えるだけで安心します。
「STEP1:受付→STEP2:見積り→STEP3:作業→STEP4:納車」
問い合わせから納車までの流れ、来店から出庫までの流れを詳しく説明しましょう。詳しくです。
ざっくりで構いません。むしろ「目安」と明記すればトラブルにはなりません。「車検基本料 ○○円~」「フロントバンパー擦り傷修理 約○○円~」価格を見せることは大事です。ちなみに私は価格を載せないサイトを作ることもありますが、それに代わる特徴が出せた場合にできる芸当です。まずは価格を明確に掲載しましょう。
手書きアンケートを写真で紹介、Googleレビューを転載、動画で紹介など、形式は自由ですが、第三者の声があるだけで説得力が爆発的に上がります。あなたが「ウチは良い工場」というより、他人が「あそこは良い工場」という方が信頼性が高いです。
中古車販売店や整備工場のホームページにおいて、写真は言葉同様に信頼を与えるツールです。ちなみにこんな写真を載せている店舗は、問い合わせ率が明らかに高い傾向があります。
「誰が、どんな環境で、どんな思いで作業しているのか」が見えるだけで、「このお店なら大丈夫そう」という気持ちが芽生えます。
「自分から情報を出すなんて、売り込みみたいで嫌だ」
そう考える人も多くいることはわかります。しかし、お客さんにとっての親切とは、「情報があること」そのものなのです。「誰がいるか分かる」「どんな作業をしてくれるか分かる」「どれくらいの費用か予測できる」「他の人の体験がわかる」これらの情報があることが、安心と信頼につながり、行動へとつながります。
「知られていない技術」は存在しないのと同じです。あなたの誠実な仕事を、近所のお客さんに誠実に見てもらいましょう。
こんな感じで、毎月インターネットを活用した中古車販売店や整備工場の成功法則をお伝えしたいと思います。これから一緒に、中古車販売店や整備工場、鈑金工場のインターネット活用方法について学んでいきましょう。
では!
次回は「実際に問い合わせが増えたホームページの構成」を具体的に解説します。
トップページには何を最初に見せるべきか?
お客の目線を誘導する流れとは?
問い合わせボタンはどこに配置すべき?
「サイトを見てもらっても反応がない」と悩んでいる方は、必見の内容をお伝えします。
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