顧客へ中古車レンタカーを貸し出す方法とは?

中古レンタカー

 

 

顧客へレンタカーを貸し出す方法

 

中古レンタカーの集客方法は主に5つあります

  • 地域客を集める方法
  • 顧客へレンタカーを貸し出す方法
  • 保険会社へ行なう販促方法
  • 法人需要を獲得する方法
  • インターネット集客法

 

前回は、あなたのお店の地域レンタカーを集めるための集客方法についてお話しいたしました。前回の内容はこちら。今回は「顧客へレンタカーを貸し出す方法」について、考えてみたいと思います。

 

 

「お客さんにレンタカーなんて貸し出したら、クルマが売れなくなってしまうのでは?」

レンタカービジネスに消極的な経営者から良く聞かれる心配事が、この「顧客にクルマを貸したらクルマが売れなくなってしまうのではないでしょうか?」という質問です。

あなたはどう思いますか?クルマを販売した顧客に対して「レンタカー始めました」と告知をした場合「クルマが売れなくなるのでは無いか?」「クルマを手放してしまうのではないか?」という感じで、今の販売台数が下がってしまうのではないかと心配になりますか?

 

逆です

実は、レンタカーを貸し出すことで、逆に販売機会が増えるのです。

 

 

レンタカーを貸すことでさらにクルマが売れて顧客も増える

現在は、一家に複数のクルマがある時代ではなくなりつつあります。一昔前は「一人一台」の時代でした。一家に何台ものクルマがありましたが、様々な理由で一家の車両保有台数は減少しています。「減車」の時代なのです。

すると、家族で所有するクルマの形は限られます。中には、家に軽自動車が1台しか無いという家庭も増えています。そんな家庭に「用途に合わせてクルマを借りるというライフスタイル」とを提案してあげることが必要になってきているのです。

 

顧客にあなたのレンタカーを使ってもらうためには、 顧客のライフスタイル (自分の車以外は乗らないという生活)を、変えてもらう必要があります。「レンタカーを使った新しいカーライフのスタイル」を提案する必要があるわけです。

 

軽自動車しかない家庭に「イザというときはワンボックスカーを借りて2家族一緒に出かけませんか?」「年に1回くらいは、輸入車オープンカーを借りてお子さんと夕暮れの海岸線ドライブをしてみませんか?」「若い頃に憧れたビンテージカーを借りて一人ドライブに行きませんか?」「キャンプは、無理に軽ワンボックスで行くのでは無く、誰もが羨むキャンピングカーのレンタカーで行きませんか?」というような感じで、目的や用途に合わせて必要なクルマを選ぶ、というライフスタイルを提案するのです。

 

そしてそれを【あなたの顧客である限り】割引価格で使ってもらったり、年に一回無料で使えたり、誕生日に限って無料で借りることができたりするなど、優遇してあげるのです。

 

あなたの顧客である限り、つまりあなたの会社でクルマを買ってくれて、点検を毎年受けてくれて、車検を利用しているお客さんに限り、割引したり無料にしたり、特定日を除く閑散期に1回無料で貸し出したりしてあげることで、あなたの顧客はあなたの会社から離れられなくなるのです。

 

 

 

もし僕が、あなたの会社の顧客だとして、自分の誕生月にキャンピングカーが1回無料で借りられたり、格安で借りられるとしたら、誕生月はあなたの会社のキャンピングカーを予約して、家族と車中泊の旅に出かけることでしょう。

毎年せっせと点検を受け、優良顧客のステータスを維持して、毎年送られてくるレンタカー優待のDMを楽しみに待つことでしょう。

 

 

「顧客にレンタカーを提案したら車が売れなくなるのではないか?」などと考えず、顧客サービスの一環として、所有しているクルマとは別のカテゴリのレンタカーを借りてもらえるように、 新しいライフスタイルを提案してください。

 

軽トラからキャンピングカーまで、スポーツカーやビンテージカーやマイクロバス、はたまたジェットスキーやプレジャーボートから農機具や建設機械、除雪機など、あなたの顧客が一時利用したいクルマはそれぞれ違います。

顧客が借りてみたいクルマのアンケートを取れば、失敗しないレンタカーの車種構成が出来上がります。あとはそのレンタカーをオークションで仕入れて貸すだけなのです。

 

(ちなみに、僕の顧客である自動車販売店経営者の中には、プレジャーボートを所有しているオーナーの方が複数いらっしゃいます。たまに社員を乗せて海に出ているようですが、もう一歩進めて顧客を乗せて海に出ても良いのでは無いかと思っています。

顧客全員と言うわけにはいかないでしょうが、紹介キャンペーンで複数のお客さんを紹介してくれた優良顧客だけに絞って招待するとか、活用方法は色々と考えられると思います。そのクライアントさんがどう考えるかわかりませんが、少なくとも優良顧客を超優良顧客へ引き上げるには、最高のツールだと思うのです。)

 

 

そんな大それた話でなくとも、軽トラやワンボックスカー、除雪機や耕運機などをレンタカーとして所有しておけば、実際にあなたのお客さんは借りてくれるようになります。

実際に僕のクライアントの自動車販売店の事例ですが、レンタカー予約サイトからワンボックスカーを借りてくれたお客さんは、今まで2家族が軽自動車2台で長距離ドライブに出かけていたそうです。そんなときに、お店の格安8人乗りワンボックスカーを借りてみたところ「高速代が半分になった!」「2家族でワイワイおしゃべりしながら出かけられた!」「往復1人で運転していたものが交代できるようになった!」「2家族で割り勘すると安い!」という感想を頂き、今後定期的に借りてくれるようになったそうです。そんなことが、きっとあなたの会社でも起こると思うのです。

 

 

レンタカーはそのまま売れます

レンタカーの導入はコストがかかると躊躇している経営者は、近視眼的だと思います。私たちは、レンタカーの導入からレンタアップのところまで考えています。あなたが導入したレンタカーは、レンタカーとして使うと同時にプライスを付けて販売もするわけです。レンタカーを売るわけですね。

レンタカーを借りてくれた人が気に入って買ってくれることもありますし、カーセンサーやgoo-netに掲載しておけば、普通に売れるわけです。売れたら名義変更して納車するだけです。レンタアップして売却です。

 

最初は売れるクルマをレンタカーにすること

販売できる車両をレンタカーにしておけば、地域に貸し出して喜ばれ、顧客に貸し出して喜ばれ、売却して利益にすることもできます。やっているお店はやっているのが、ローリスクなレンタカービジネスです。どうですか?あなたもチャレンジしてみたいと思いませんか?

 

僕のところにも良く質問が来るのですが、「本当に借りてくれるのか?」「利益が出なかったらどうするのか?」「コスト割れするんじゃないのか?」などと、目先の利益ばかりを考えて行動できない経営者が多いです。レンタカー単体で集客を考えることも大事ですが、会社全体の収益戦略を考え、レンタカー事業を自社のどの位置に持って来るのか?を考えることが重要です。

 

レンタカーは地道な事業です。決して一攫千金の事業ではありませんが、これからの時代にマッチした、古くて新しく、ローリスクな割に会社のためになるのがレンタカービジネスなのです。

 

ぜひあなたも、顧客にレンタカーを貸し出して、顧客フォローに活用してみませんか?

 

 

 

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