レンタカーは「シンプルイズベスト」

インターネットでは価格をシンプルにしたものが勝つ

今回は、インターネット上における「価格表示」について考えてみたいと思います。インターネットの世界では、何事もシンプルに「ワンプライス・ツープライス・スリープライス」と言うように、価格をわかりやすくする、という流れが起きています。

実は、価格をシンプルにして成功した企業はすでにたくさんあります。たとえば、眼鏡業界などがわかりやすいでしょう。デパートやショッピングモールに必ず入っている「JINS」や「Zoff」といったメガネブランドは、今まで1つ1つ価格の違ったメガネを3つのカテゴリーに分け、価格帯をスリープライスにシンプルにしたことで成功しました。

自動車販売でもその流れは起きていて、軽自動車専門店などで行われている39.8万円の軽自動車とか「コミコミ50万円!」のクルマなどというのは、わかりやすく今の消費者に受け入れられる価格戦略だと思います。

 

中古車販売の場合は、自社のホームページなどでわかりやすい価格表示を行っている事をアピールするだけでも、十分アピールになります。

「当社のクルマは〇〇円のみです」
「なぜ当社がわかりやすい価格表示を行なうのか?」

などについて、ユーザーにしっかり説明できると、インターネット上では共感を得ることができます。「車両価格をシンプルにする」「車両価格をシンプルにしている理由を伝える」この2つを考えてみると良いでしょう。

 

問題は「車検価格」です。特にこれからの時代に必要なのが、車検価格のシンプル化です。毎週末入ってくる新聞折り込みチラシの車検チェーン店のように、わかりにくい車検価格を真似して、そこからいくら安くするか?という戦い方ではなく、シンプルな車検整備価格の表示を行うだけで、お客さんに支持される可能性が高まります。特にインターネットではその傾向が顕著です。極端な話、同じ車検価格でも車検表示価格をワンプライスで見せたほうが、ユーザから選択される可能性があります。

今までの車検価格を見直し、車検整備料金、代行料、税金、印紙代、これに早期割引や何とか割引などのような価格表示を行わず、思い切ってワンプライスやツープライスで車検価格を表示した方が断然差別化になります。たとえそれが同じ金額であっても・・です。価格表示は、各種法令に違反しない限りどのような表示行っても構わないので、これからはシンプルな価格を表示する。そして価格をシンプルにした理由を伝える。これらがキモになります。

 

レンタカーもシンプルが勝つ

レンタカーも、プライスのシンプル化、メニューのシンプル化が、とても重要です。

  • 「1日中クルマを借りてもたったの5,500円!」
  • 「ETCやナビも標準装備!ムダなオプションなし!」
  • 「延長料金や追加料金もありません!」

と、1プライスのわかりやすい料金にするだけで、比較検討時に勝利します。

ところが、自動車販売歴が長ければ長いほど、整備工場経営歴が長ければ長いほど、なぜか細かい料金体系にしてしまいがちです。延長料金を定めてみたり、オプション料金を取ってみたり、割引プランを付けてみたりと、やればやるほどわかりにくくなるのです。

昔と比べて今の時代は、1日の間に選択しなければならないことがたくさんあります。そんな、日々忙しい現代人に考えさせることのない価格帯を考え、価格表をパッと見るだけで頭で考えなくても一瞬で理解できるシンプルなメニュー構成とするだけで、ライバルからお客を奪い取ることができます。ライバル店の新聞折り込みチラシだけを見ていると、つい基本料金の金額で張り合ってしまいますが、すでに時代の流れは「シンプルでわかりやすい」という方向に変わってきています。

 

なぜレンタカーを貸すのにホームページが必要?

まずはホームページから、わかりやすい車検価格の表示を考えてみて欲しいと思います。ホームページの目的は、あなたの貸し出すレンタカーの説明を行い、わかりやすい価格を見せることが重要です。ところが多くのレンタカーのホームページはわかりにくく、価格は見ただけでは理解することができません。レンタカーに関するホームページの役割とは、あなたのレンタカーのコンセプトや価格をわかりやすく伝えることにあります。ぜひシンプルでわかりやすいレンタカーのホームページを作ってくださいね!

 

 

 

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