クルマは所有からシェアの時代へ
これからの時代はカーシェア
最近は、若者もクルマを買うことができず、時代の流れも所有からシェアへという潮流となり、レンタカーのニーズが高まっています。だから、レンタカービジネスを始めましょう！
・・というような論調のインターネット記事を見つけることができます。「レンタカー 集客」などと検索すると、Web会社やマーケティング会社が外部ライターを使って書かせた記事がいくつも出回っています。コピペ元となるコンテンツが同じなので、書いてあることはどこも同じような内容です・・
で、どこの会社も結論はホームページを作ろうとか、Googleマップをキチンとやりましょう！そのためには自分たちに依頼してねと結論付けていますが、果たして、本当に、レンタカービジネスは時流に乗っていて、地図対策やホームページ作成、SNSなどの運用を行えば、誰でも集客できるのでしょうか。
このような記事を鵜吞みにしてレンタカービジネスをスタートすると「思いのほか利益が出ない」と、すぐに業務を停止する会社が後を絶ちません。実際私の所にも「レンタカーをはじめたのですがどうして良いかわかりません」的な相談が来ます。これらは所詮、実際にレンタカービジネスなどやったことの無い人が書いた記事です。このような記事に惑わされて異業種の中小零細が安易にレンタカービジネスに参入するべきではありません。
レンタカーはビッグビジネスが有利
レンタカービジネスを新規で立ち上げて、レンタカービジネス単体で利益を上げていくのは並大抵の努力ではできません。トヨタレンタカーやニッサンレンタカーがどのように車を仕入れ、レンタカーとして貸し出し、レンタアップのクルマを処分しているかを知っているあなたであれば、わかることでしょう。レンタカービジネスは時流に乗っていませんし、所有からシェアの流れも起こっていません。カーシェアの会社はほぼ赤字、メーカーの某サービスも内情は推して知るべしです。
新車がダメなら中古車で・・と中古車でレンタカービジネスを行なう会社も増えていますが、これこそさらに難しいです。どでかい図体のクルマを税金を払って保管し、1日数千円かそこらの金額で貸しているようでは、利益など望めるはずもありません。新車でも中古車でも、レンタカービジネスと言うのは、大規模な資本が必要なビックビジネスでないと成功するのが難しい状況です。
では、我々中小零細の会社はレンタカービジネスなどに参入しても無駄なのでしょうか。そうではありません。我々だからこそできるれレンタカービジネスがあります。レンタカービジネスもやるのであれば話は別です。普段は車検の代車に使い、事故があったら保険代車として貸し出し、使っていない時には店舗の前に置いておいて「レンタカーやってます」とのぼり旗を立てておけば、地域の人が借りてくれるようになります。そのうち自社のお客さんになって車検の依頼を受けたり、車を買ってくれたりするようになります。中古車販売店や整備工場の余っているリソースを上手に活用して集客を行っていけば、レンタカーは充分収益を上げることができ、お店の役に立つはずです。私たちがサポートしている会社の中にはレンタカーで大きく集客をしている会社さんもいらっしゃいますが、あくまで自動車販売店や整備工場あっての話です。レンタカー専門で成功している会社は無いわけではありませんが限られます。
そんなわけで、レンタカービジネスを上手く運用するためには、レンタカーとしても活用する地域レンタカーです。そのために必要なのは、自動車販売店や整備工場が必要なのです。自動車販売店や整備工場だからできる「レンタカーもビジネス」を成功させて欲しいと思います。
レンタカーはまずはこの集客方法から
レンタカー集客を行なうためには、いくつもの方法があります。たとえば、ホームページを作ったりインターネットで広告を行なったりする方法がありますが、一番お金がかからず簡単で確実なのが、店舗にレンタカーを置いておくことです。使っていないレンタカーをお店の前に置いておき、のぼり旗を立て、金額を明記しておくことで、地域の方が歩いて借りに来てくれるようになります。車検の代車や修理代車でたくさんのクルマを持っている会社も多いと思います。そんな代車コストを回収するためには、お店の前に「わ」ナンバーのクルマを置いておいて、レンタル価格を書いて駐車しておきましょう。そんなかんたんな事をするだけでも、地域の人が借りてくれるようになるはずです。その時の、あなたの会社のサービスが良ければ、2回３回と借りてくれるようなるはずです。それから車検点検などのメンテナンスをご利用頂き、いずれは車両の購入などの本業に波及していくはずです。まずは「わ」ナンバー化したレンタカーをお店の前や駐車場に置いておくところから始めましょう。
なんてかんたんな方法なんだと思いますよね？
でも、なんだかんだと言い訳をして、みんな実践しないんですよ。きっとこれを読んでいるあなたも、置く所が無いとか面倒くさいとか色々な言い訳をして実践しないことは知っています。とりあえずやってみようと実践した人だけに、次の展開が待っています。
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